27話 ページ28
服部はそう言って携帯電話を掲げた
服部「こっちは電話待ってんねん。武士は食わねど高楊枝っちゅうしな」
昴「そんなんでいいんですか?」
コナン「いいと思うよ……」
昴はしゃがみこみ小声でコナンに言う
コナンは呆れたように言い返す
白馬「でも、腹がへっては戦はできぬとも言いますよ?それに君が調べようとしていることはもうわかりましたし」
服部「え?」
探は手帳を示しながら平次の前を横切り、学食へと歩いていった
コナン「大阪府警より横浜に近いからな、警視庁の方が」
昴「まぁ、当たり前ですね」
コナンと昴もあとに続く
服部「……むかつくやっちゃなぁ」
平次は探の後ろ姿にぼやくと、仕方なく歩き出した
横浜海洋大の学食でカレーを注文した服部は、一口食べて「マズッ!」と叫んだ
服部「何やこのカレー、小麦粉だらけやんけ!」
そう言いつつも食べ続ける服部をコナンと昴は横目で見ると、正面に座っていた探に顔を向けた
コナン「で?伊東末彦ってどんな人?」
白馬「伊東は今年の四月四日、馬車道で起きた現金輸送車襲撃事件の犯人として指名手配されているようだよ」
昴「なるほど……だから部室から写真が外されたわけですか……」
白馬「興味深いのはそれだけじゃない」
探はそう言ってメモをした手帳に目を移した
白馬「彼は大学卒業後、投資顧問会社を経営していたんだが……その会社、ファー・イースト・オフィスでも殺人事件が起きているんだ」
昴/コナン「何!?」
白馬「どうだい、興味深いだろ?」
探はコーヒーカップを片手に微笑むと、
服部「よっしゃ!」
カレーを食べていた服部が声を上げた
服部「さっそく行ってみよやないか。そのファー・イースト・オフィスっちゅう会社にな」
昴/コナン「(ってか、完食かよ……)」
コナンと昴はきれいに食べられたカレーの皿を見て、心の中で突っ込んだ
午後六時三十分
コナンたちがファー・イースト・オフィスのビルに到着すると、入り口には《関係者以外の無断立ち入りを禁ずる》と手書きで書かれた紙が貼られていた
コナン「禁じられると……」
平次「入ってみたなるんが……」
白馬「探偵のサガ……」
昴「ってもんですかね……」
コナンたちはニヤリとした
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あお - 服部と書いたり平次と書いたりバラバラなので、どちらかにしてください。それと、白馬探が出た時、男が立っていたとあるのに、平次が「なんや、自分ら」と男と女を見る、みたいな記述があります。自己紹介をしたのが白馬だけなので、女は存在しないのではないですか? (2023年4月6日 4時) (レス) @page25 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください。完結まであともう少しです (2017年12月11日 20時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2017年12月11日 19時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 完結まであともう少しです。頑張ってください (2017年12月11日 18時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - あーさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 23時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2017年10月3日 22時