18話 ページ19
目の前のモニターには、隠しどりされた赤井とAの姿が映し出されている
「愛する人を亡くすことがどんなに辛いか……そうならないように頑張ってくれ、赤井君」
そう言うと携帯電話のボタンを押した
電話を切られた昴とコナンは、険しい表情で天井を仰いだ
「「(なぜだ……なぜあいつはオレたちの正体を知っている。アイツは何者なんだ……!?)」」
さまざな疑問がコナンと昴の頭を渦巻く
しかし、考えている暇はなかった
今はそれより先にしなければいけないことがある___!
コナンと昴は個室から出ると、足早に公衆電話に向かった
阿笠博士と連絡を取ったコナンと昴は、横浜港大さん橋で落ち合うことにした
クジラの背中のような形をした大さん橋の屋上には芝生が広がり、親子連れやカップルが寝そべって港を行き交う船舶をながめている
到着した阿笠博士はさっそくコナンの手首のIDを調べはじめた
博士「うーむ。分解してみれば何かわかるかもしれんが、爆発せんとも限らんし……ここではどうにもできんなぁ」
「「そっか /そうですか……」」
コナンと昴はくやしそうにIDを見つめた___時刻は一時二十八分
博士「おぉ、そうじゃ」
博士は持っていたバックからターボエンジン付きのスケートボード2個とボディバック2個を取り出した
博士「パワーアップしておいたぞ。こっちは赤井君用じゃ」
コナン「サンキュ!」
昴「ありがとうございます」
コナンと昴はスケボーを地面に置き、コナンと昴はそれぞれボディバッグを斜めがけした
博士「そういえばわかったのか?夜のカフェテラスがどこなのか」
「「あぁ/えぇ」」
博士「一体どこなんじゃ?」
阿笠博士がたずねると、コナンと昴はスケボーのスイッチを足で押して起動させた
エンジン音と共にスケボーの周りに風が渦巻いて広がっていく
コナン「夜のカフェテラスは、フィンセント・ファン・ゴッホが一八八八年に描いた、淡いガス灯に照らされたカフェテラスの奥から馬車が向かってきている風景画」
昴「ガス灯と馬車とくれば____日本で最初にガス灯がつけられた<馬車道>しかありませんよ」
スケボーをスタートさせると、大きな白煙を吹きながら勢いよく走り出した
あまりのパワーにコナンと昴は猛スピードで大さん橋を突っ走っていった
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あお - 服部と書いたり平次と書いたりバラバラなので、どちらかにしてください。それと、白馬探が出た時、男が立っていたとあるのに、平次が「なんや、自分ら」と男と女を見る、みたいな記述があります。自己紹介をしたのが白馬だけなので、女は存在しないのではないですか? (2023年4月6日 4時) (レス) @page25 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください。完結まであともう少しです (2017年12月11日 20時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2017年12月11日 19時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 完結まであともう少しです。頑張ってください (2017年12月11日 18時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - あーさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 23時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2017年10月3日 22時