15話 ページ16
コナン/昴「(……これだぜ)」
運転席から転がり落ちてくる小五郎の姿を見て、コナンと昴はハハ…ッと苦笑いをした
小五郎「くそぉ!肝心なときに、このオンボロ車!」
小五郎がうらめしそうにタイヤを思い切り蹴ると、男たちが駆けつけ「逮捕する!」と小五郎に組みついた
小五郎「逮捕って、おまえら……」
コナン/昴「刑事___!?」
コナンと昴が目を丸くしたとき、太陽が何かに遮られ、地面に大きな影が落ちた
コナン/昴「____!?」
驚いて空を見上げると、太陽の真下を巨大な鳥のシルエットが浮かび上がっていた
光を遮りながら優雅に飛ぶ姿を見て、ホームレスがつぶやく
「あんときと同じでっけぇ鳥だ……!」
小五郎「何!?」
刑事に羽交い絞めにされた小五郎も空を見上げた
地面に落ちた巨大な影に飲み込まれたコナンと昴が「ヤツらだ」とつぶやく
大きな鳥はやがて太陽の下を通り過ぎ、光を背に受けたシルエットから純白のハットと黒と真紅のハットが浮かび上がった
コナン/昴「白い翼で闇の世界を舞う___怪盗キッドだよ/ですよ!」
「キッド____!?」
ハンググライダーを広げたキッドはビルの間を降下していく
一人の刑事がすばやく携帯電話を取り出した
「警部!キッドを視認!現在、深山ビルの屋上、悪魔像の上です!」
マントをひるがえしながら悪魔の石像の上に立った怪盗キッドは、コナンたちを見てフッと微笑んだ
小五郎「だからオレはキッドの仲間なんかじゃねえ!毛利小五郎だって言ってんだろう!」
覆面車の後部座席に押し込まれた小五郎は刑事たちに必死で訴えたが、誰も聞く耳を持たなかった
コナン/昴「(やべえな/やばいな……)」
刑事とはさまれて小五郎の横に座っていたコナンと昴は眉をひそめた
腕につけているIDにはGPSが組み込まれ、自分たちの動きは依頼人に全てモニターされているのだ
警察本部に向かっているのを知られたら、マズイ……!
コナンと昴はふと小五郎の背広のポケットを見た
高田から渡された携帯電話が今にも落ちそうになっている___
昴は刑事に見られないように小五郎のポケットから携帯電話を取り、そっと自分のポケットにしまった
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あお - 服部と書いたり平次と書いたりバラバラなので、どちらかにしてください。それと、白馬探が出た時、男が立っていたとあるのに、平次が「なんや、自分ら」と男と女を見る、みたいな記述があります。自己紹介をしたのが白馬だけなので、女は存在しないのではないですか? (2023年4月6日 4時) (レス) @page25 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください。完結まであともう少しです (2017年12月11日 20時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2017年12月11日 19時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 完結まであともう少しです。頑張ってください (2017年12月11日 18時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - あーさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 23時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2017年10月3日 22時