死んで花実が咲くものか。【太宰治】

reason…9 ページ11

「私は高槻A。太宰の上司。大事なことだからもう一度言うけど太宰の上司。つまりあんたの上司でもある」




「あ？っせーよ。俺は中原中也。」




「いやーそれにしても私より小さい男がいるとはね〜」



「2ミリしか変わらねーじゃねーか！」




「158と158.2は雲泥の差だよ」




「黙れ太宰！」




二人が仲よさそうにしていたから邪魔をした。




「ホントだよ。あんたはもう少し上司を立てることを覚えなさい」





「君は男を立てると言うことを覚えるべき…かい？」





「こいつほんとムカつく！」




「手前わかってんじゃねーか」




「手前……まあいいや。太宰ってうざいよね？」




「ああ、あたりめぇだ。うざさ以外は何の取り柄もねーからな。」




「中也、私は相棒として残念だよ。私は顔がいいじゃないか」




「チッ」




「否定はしないんだね。んふふふふふ」





「ああうぜぇ！死ね！」




「え？やだ。中也なんかのためには死んでも死なないよ？」




「中原中也。私と手を組もう？」




「ああわかった。太宰はぶっ潰そう」





変にAちゃんと中也は仲良くなっていた。(手を組んだだけ)




「じゃあ！」




彼女が少し大きめの声で言った。




「親睦会ってことで飲みにいこう！」




「いいぜ！」




「いいね〜行こう行こう」





と言うことで私とAちゃん、そしてナメクジ……否中也はAちゃん行きつけというバーへ向かった。

reason…10→←reason…8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す