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続き ページ9

二「おーっすA」

今日も当たり前のように、二郎くんが挨拶をする。

でも私は...

『おはよ...』


そっぽを向いて挨拶をした。

二郎くんの顔は見えない。
どんな顔をしているのか。

二「Aってさ、

入間銃兎の妹、なんだろ?」

なんで...


『なんで...それを』

怖かった。
二郎くんに知られて。
絶対に拒絶される。

高鳴る胸を押さえた。

二「...朝会った。あいつに。

そんで話聞いた。ごめん

ずっと。気ぃ使ってたんだろ?気づけなくて、ごめん」


何も言えなかった。

二「あいつ、言ってたぞ。
Aが最近変だって。急に冷たくなったとか言って。

心配してたぞ。」


お兄ちゃん...

『私の方こそ、ごめん。

お兄ちゃんの妹って知られたら、絶対離れていくって思って...

こんなの私のわがままだよね。もう、私に関わらなくていいよ。

あと、お兄ちゃんの事、ありがとう』


もうどうでもよかった。
知られた事が、ただただショックだった。

二「何言ってんだよ。

俺はAと離れる気ねーから!」

二郎くんの顔は真っ赤だった。

....今のって

『えっ、あ...う

え....嫌いにならないの...?』

二「んでだよ。嫌いになる訳ねーだろ」

『だって...入間銃兎の妹だよ』

二「だからなんだよ。AはAだろ。

別にあいつと重ねねぇよ。」

私は今まで勘違いをしていたようだ。
全然平気じゃん...

二「で、さっきのなんだけど、

改めて言うわ。俺...


お前の事が...すすすす

好き。

付き合ってくれ

わざと忘れ物して、お前と喋りたかった。

挨拶だって、お前に一番にした。


重いよな。俺」


『そんな事ない。嬉しかったよ。私。

ねぇ、二郎くん、お兄ちゃんの妹でも良いなら


私も付き合いたい。ダメ...かな』


少し怖かった。
二郎くんの顔が見れなかった。

二「ダメだったら、告ってねーし...」

真っ赤な顔だった。





家に帰って、お兄ちゃんに謝った。

すんなり許してくれた。

お兄ちゃんに今日あった事を伝えた。

笑顔で話を聞いてくれた。

反対はしなかった。



お兄ちゃん、私お兄ちゃんの妹でよかった。


二郎くん、これからよろしくね。

手錠を外して【入間銃兎】→←隣の席の君【山田二郎】



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唐揚げ王子(プロフ) - あずま真太郎さん» はじめまして、コメントありがとうございます!私、甘い系の小説が得意じゃなくて...尊敬してもらえるなんて、光栄ですm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月17日 1時) (レス) id: e0d91b994f (このIDを非表示/違反報告)
あずま真太郎 - はじめまして!こういった甘すぎない感じの夢を書けるのが尊敬します…!更新頑張ってください♪お体には気をつけて(´ω` ) (2019年2月17日 1時) (レス) id: 9ab5b26630 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐揚げ王子 | 作成日時:2019年2月6日 1時

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