【あんスタ】髪を切っただけ【日々樹渉】

２話 ページ3

私は翌日、

中庭でミュージカルの練習をしていた。

何でか次のミュージカルの主役に

抜擢されちゃったんだよね。

お陰様でクラスメイトの二葉さんに

めちゃめちゃ睨まれてるんですけども。

目立ちたがり屋のあの子のことだ。

どうせ主役以外には興味が無いんだろう。

いいや、二葉の事はどうでもいい。

今は練習に集中しなきゃ！

私は踊りながら1曲通し、首をかしげる。

ううーん、こんなんじゃダメだ。

踊りも歌も中途半端だ。

頭を抱えてると

突然の死背後から拍手が聞こえ、

私は飛び上がった。

「素晴らしいですっ！」

急に後ろから叫ばれ、ビックリして振り向く。

そして、固まる。

にこやかな笑みを浮かべるその人は、

まさに昨日廊下ですれ違ったあの人だった。

(いろんな意味で)驚きのあまり

私は酷い顔のまま硬直していた。

するとその人はさも愉快そうに笑う

「おやぁ？ 動かなくなってしまいましたねぇ

フフフ、そんなに驚いたのですか？

驚きとは刺激です！

さぁ、貴方もご一緒に！

amazing！」

う、うわあああああ！

なんだこの人？！？！？！

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