絶体絶命? ページ7
そして、スタッフさんも来て打ち合わせ開始
来る前に済ませたが、また軽く自己紹介を済ませ話し合いが始まる
4人の曲に対するイメージだとか、どういった想いを伝えたいだとか……所々メモを取りながら自分自身のイメージを固めていく
打ち合わせが始まり、一番驚いたのは私は彼等グループの1曲を作るとばかり思い込んでいたが、スタッフさんから放たれた言葉は「それでは、彼等のソロ曲とグループの曲お願いします」とのことで……失神するところだった
ソロは全くといってもいいほどノータッチだったから……思わぬ方向から槍が飛んできた感覚だ
そして、約2時間に渡る打ち合わせ終了
今回決まったのは、曲のイメージと披露日
披露日は1ヶ月後にある彼等のライブでとのことだ
期限は全くないが、まぁ(本当はしなくないが、)睡眠を削れば大丈夫だろう……
………久しぶりに、なにか呟こうかなぁ
柿P@kaki___
イケメンってなんだと思う?
私はね、兵器だと思うだけど。異論は?
なんて呟くと皆暇なのかすぐさま反応が返ってくる。「何かあったんですか?」とか「敵」だとか……人によって感性が豊かだなぁと笑ってしまう
皆の反応を楽しみながら、帰りの支度でもと荷物をまとめていると「あの……」と声がかかった。
うらたさんだ
「はい…?」
「この後、まだ時間ってありますか」
「大丈夫ですけど……」
「じゃあ、場所変えて話せませんか?」
「うぇ⁉」
これまたとんでもないお誘いだ
タジタジと返事に戸惑っていると「駄目ですか?」とでも言いたげな瞳で見つめてくる
うっ、本当に私よりも年上なんだろうかと疑いたくなる。返答に詰まっていると、今度は坂田さんが声を荒げた
「あー‼うらさんだけズルイ!俺も…」
「お前らは来んな」
うらたさんはそう言うと私の手を引きスタスタとこの部屋を出る。後ろでガヤが飛んでいたが、それも気にしていないようで堂々と歩いて行った
まだなにが起きているのか状況を把握できていない私にチラリと視線を送ると「すみません」と小さく謝った
「……え?」
「こうでもしないとアイツ等ついてくると思ったんで…強引でしたね」
申し訳なさそうに笑う彼に首を振ると、良かったと微笑んだ
「あの場で言えなかった曲について話し合いたいなって思って」
「あ、そうなんで…」
「てのを口実に二人きりになりたかったって言ったらどうする?」
「…え?」
ニヤリと怪しげに笑みを浮かべながら、壁際に追いやられる
あれ、私絶体絶命…⁉
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久住花子 - まっww塾一緒なんですけど← (2020年1月10日 23時) (レス) id: a45da1f95d (このIDを非表示/違反報告)
定春(プロフ) - over the rainさん» いえいえ、こちらこそいつもありがとうございます…! (2019年12月25日 20時) (レス) id: 275c998899 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 了解しました!ありがとうございます! (2019年12月25日 17時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
定春(プロフ) - かんな鬼灯さん» ただいまです、ありがとうございます!頑張ります (2019年10月12日 21時) (レス) id: 275c998899 (このIDを非表示/違反報告)
定春(プロフ) - 明日香さん» ありがとうございます!その言葉を胸に止めて頑張らせていただきます (2019年10月12日 21時) (レス) id: 275c998899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:定春 | 作成日時:2019年8月28日 1時