第四話 騒がしき朝 ページ6
――“僕達、武装探偵社の朝は早い”。
事件と聞き、すぐさま乗ってきた
現場に向かう。
勿論、やる気が出ないとか呟く隣の人の腕を引いて。
「はぁぁああ〜〜……、厭になってしまうよねえ……。
どうして君はそんなにやる気が出るの?」
何だかんだと文句を云いながら
僕の数歩後ろをしっかりとついて来るあたり、まだマシだ。
「仕事だからですよ!
ほら! “太宰さん”も働いて!」
「うわぁ。 “敦君”、顔が怖いよ」
国木田君並だ、と呟いて口を尖らせる太宰さんを横目に、
刑事から資料を受け取り、遺体がある方向に向かいながら目を通す。
「…………また、クイックシルバーですか」
「懲りないねえ」
資料に気を取られて
僕の横を太宰さんが通って行く。
「ふぅん……傷口が無い遺体、ねえ」
遺体を見て、吐き捨てるように云う。
「壁に態々クイックシルバーと書くだなんて、犯人は何がしたいんですかね?」
「さぁね」
この人なら分かるかも、と疑問をぶつけたが
あえなく躱されてしまった。
「ねえ敦君」
「へ、ひゃい!?」
声が裏返る。
「
「……………………え?」
(雲の上の人の雲を掴むような話)
290人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼(プロフ) - 1でお願いします! 更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます!! (2018年4月8日 21時) (レス) id: 7443137317 (このIDを非表示/違反報告)
臣民(プロフ) - みぃさん» 原作第五十話に続くような形で書かせて頂きました。二三回読める話をモットーとしておりますので、深く考えていただけたら嬉しい限りです。更新頑張ります! (2018年4月7日 11時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 最後ので涙がブワッと…エリスちゃぁぁああん!! 更新楽しみにしています! (2018年4月5日 16時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
臣民(プロフ) - **楼椛**さん» いえいえ!応援有難う御座います。たっぷりお楽しみください! (2018年3月26日 20時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
**楼椛** - 初コメ失礼します!今日初めて拝見させていただいたのですが、とても面白いです(ありきたりな言葉ですみません) 更新頑張ってください!これからも森さんを楽しみにしてます!←← (2018年3月26日 19時) (レス) id: e7e0abd8b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:臣民 | 作成日時:2017年10月22日 9時