普通って・・・駄目？ 2

34話 ページ8

ｺﾝｺﾝｯ

さっきのカノの部屋と同じ様に私はドアをたたく。

美鈴「ご、ご主人。起きてますかー」

相変わらず恥ずかしいと思う。あと今日１日だけだから頑張って我慢しよう。

美鈴「と、とりあえず入りますねー」

シンタローもやっぱり寝ていた。

美鈴「(今起こしたら後で暇になるからな。シンタローが自分で起きるのを待とう。寝たフリしてたら自業自得ってことで。)」

シンタロー「(-_-)zzz」

美鈴「・・・」

シンタロー「(-_-)zzz」

美鈴「・・・」

シンタロー「・・・おい。」

美鈴「!？」ﾋﾞｸｯ

シンタロー「美鈴・・・か？」

美鈴「・・・はい。」

シンタロー「俺寝てたんだから起こせよ」

美鈴「だってまた寝たフリとかしてたら嫌ですもん。寝たフリだったら自業自得ですよ。」

シンタロー「いや俺ガチで寝てたぞ？」

美鈴「そうだったんですか。すいません。」

シンタロー「・・・」

美鈴「・・・」

シンタロー「・・・」

美鈴「・・・私はただご主人起こせって言われて起こしに来ただけですよ？はやくリビングに行ったらどうですか」

シンタロー「・・・話はそれだけか？」

美鈴「そっちこそ、私の事何も言ってくれないじゃないですか」

シンタロー「まさか本当に体を手に入れるとは思ってなかったからな。」

美鈴「いやそれ私が冗談言ったとでも言いたいんですか!？」

シンタロー「一応信じてはいたからな？でもいざ直接会うと・・・恥ずかしい///」

美鈴「・・・///」

シンタロー「昨日の事・・・」

美鈴「・・・何？」

シンタロー「本当で、いいんだよな？」

美鈴「今更？」

シンタロー「べ、別にいいだろ///」

美鈴「冗談冗談。じゃあ・・・よろしくね？」

シンタロー「あぁ。よろしくな。」

美鈴「ねぇご主人。」

シンタロー「何だ？」

美鈴「あの命令、まだやらなきゃいけない？」

シンタロー「しょうがねーな・・・」

美鈴「あ、ありがとう！さすがにそろそろ限界だったんだ・・・」

シンタロー「お前、そんな口調だったんだな。」

美鈴「まぁね。私も一人称とかわざと『僕』に変えてたし。蛇の時にはAと区別つけないとなーって思って一人称変えてたんだ。結構疲れたんだよ？これでもね。」

シンタロー「お前も大変なんだな。」

美鈴「そう？私は結構楽しかったけど。まぁそろそろ皆の所行こうよ！」

シンタロー「・・・別にいいよな」ﾎﾞｿｯ

美鈴「何か言っ・・・!？」

私は無理やり引っ張られてそのままキスをされた。

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