呼び捨て ページ14
あれから何日か経ち、今日もいつも通り夢ノ咲学院に友ちゃん、紫之ちゃんと登校した。
「Aくん、おはようございます。」
「あっ、おはよう!Aくん!」
教室に入れば司くんとゆうたくんが笑顔で挨拶をしてくる。
『2人ともおはよ〜!』
挨拶をし返して席に着くと背中をトントンって叩かれる。後ろの席の子が何か用があるのかと後ろを振り向くと、
『あれ?ゆうたくん?』
「はーい、俺はここだよ?」
僕の前の席に座っているゆうたくんが返事をする。あれ?前にゆうたくん。後ろにゆうたくん。
『……うわぁぁっ!?司っ…助けて…!』
怖くなり、走って近くにいる司くんの後ろに隠れる。
驚きすぎて呼び捨てにしてしまった…
『あっ…ごめん…!司くん。呼び捨てしちゃった…』
後ろからそっと謝ると、司くんが勢いよく振り向く。
「司…!Aくん、ぜひ司と呼び捨てでお呼びください。」
キラキラとした目で見てくる司くん。
『えっ…いいの…?』
「はい…!」
『司…?』
恐る恐る呼び捨てで呼ぶ。
「はい、何ですか?A」
不意打ちだぁぁぁ…
急に呼び捨てされたことに驚きが隠せない。
「Aが呼び捨てをするのに司が呼び捨てにしないのは、いけませんからね。」
司…恐ろしい……
「はいはーい、イチャイチャするのやめてくださーい!」
「俺だって呼び捨てで、呼びたいんですけどー!」
ゆうたくん×2の声が聞こえてきた。
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かの(プロフ) - 早く続きが見たいです (2022年9月16日 0時) (レス) id: dd2e4eaf70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もか* | 作成日時:2022年7月16日 18時