【黒子のバスケ】愛しているから閉じ込める【赤司征十郎】

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「だってそうだろ？黄瀬とは特に二人で話しているじゃないか。葉山さんは俺の嫁なのにベタベタベタベタといつまでも離れないし」

と征十郎さんは拗ねる。
私は征十郎さんの隣に座った。

征十郎さんは私の肩に頭を乗せてきた。


「Aは俺のものなのに………」


と征十郎さんは私の腰に手を回し抱き締める。

私は征十郎さんの背中に手を回して抱き締め返す。
お酒が入ると特にベロンベロンに酔っている訳じゃないけど、甘えてくる。

きっとお酒の力を借りているんだろうな、と私は思っている。


「こんな私でも貰ってくれた征十郎さんには感謝してますよ？」
「本当にね」

と征十郎さんは私を強く抱き締めていきながら言う。

肯定されるとグサッとくる。
普段はもうちょっとオブラートに包んでくれるのに……


「こんなに素晴らしい女性を野放しにしているなんて、最近の男達の目は節穴の様だね」

と征十郎さんは私の頬に手を添えて、私の顔を見つめながら微笑んで言った。

征十郎さん…女慣れしてそうだな、と感じたことは今まで何度もある。
でも、それでもやっぱり愛している人に言われたら、嬉しくもあり恥ずかしくもある。


「さ、最近の男達って…征十郎さんだって私と一歳しか違わないじゃないですか……っ」
「そうだったね」

と征十郎さんは反対の手で私の頭を撫でながら笑った。


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