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Story...29 ページ31

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[赤司side]


「赤司さんは本当にAの事を好いてくれているんだな…」
「そんな小さな言葉ではありません。愛しています。あの時からずっと」

と写真を数枚仕舞う。

あの時からずっとAが好きだった。


「Aは素晴らしい女性に育っていますよ。何処か抜けている時はありますけどそれがまたAの可愛いところなんです。Aに生命を与えてくださり本当にありがとうございます」

と頭を下げる。
Aの為なら頭を下げる事も容易い。

いくらこの男が許せなくてもこの男がいなければAは生まれなかった。

これは何があっても変わらない事だ。

だがそれはこの男がA達を捨てなければAは苦しまずに済んだと言うことも言える。


何があってもこの男とAが父娘という事実は変わらない。


「俺はAと出逢えて幸せです」

男は何も言わずにただ涙を流すだけだった。

すると男の二人の子供が来てしまって驚いていた。


「あれ!?私この人テレビで見たことある!あのデカい会社の社長でしょ!?」

と娘は俺を指差して言った。

俺はニコッと笑う。


「どうして社長が居てお父さん泣いてるの?っていうかこの写真の人ちょっとお兄ちゃんに似てない?」

と言う娘はAに少し似ていた。
どこが、とかではなく雰囲気が。

少しばかり似ていた。

「誰」
「…俺の妻です。美人でしょう」

と青年に聞く。
青年はそれだけで何となく分かったのか男を見た。

男は深く何度も頷いた。


「そうだ。お前達の姉だ。ただ母親が違うし、俺はまだ小学四年生だった娘と最初の妻を捨ててコイツと結婚した」

と言うと子供達は驚いた顔をする。


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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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和恋 - いえいえ!はい! (2016年6月22日 18時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» コメント返信ありがとうございます!!はい!頑張ります! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - いえいえ!はい!はい、私もそう思います!いえいえ!続き頑張ってください。応援しています! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» 初めまして、ありがとうございます!頑張ります!この二人なら乗り越えられると思います(笑)コメント本当にありがとうございました! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - 初めまして、続き頑張ってください。征君と夢主ちゃん、凄いです! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月1日 0時

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