【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。（２） (ページ5)

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チームワークと連帯責任。ページ5

『えー…次は何のお店をするのかと店名を決めていきたいと思います』

班長になってしまった私は早速敬人から司会を交代された。
まじでこういうの苦手だから勘弁して欲しかったよつむぎ先輩…。

「2班は飲食物を売る様に言われている。
何か意見がある奴は手を上げて発言しろ。」
「はーい！チョコバナナ売りましょうよ！」

最初に手を上げたのはひなた君だった。

「単純過ぎる。」
「うわっ酷い」
「言い忘れていたが、今年から文化祭も成績に影響する様になる。
客のアンケートで評価が高ければ高い程成績も伸びる。だから売る物も単純な物じゃ客の心に残らない。」

うわぁ…夢ノ咲学院厳しいな。
文化祭位普通に楽しませてくれよ。

『成程。成績の上下は連帯責任と…。』
「その通りだ。偉いぞA。
Aが今言った様にこれは連帯責任だ。
大袈裟に言えば仲間を生かすも殺すも自分だ。」

私の呟きに隣に立つ敬人が険しい顔で告げた。
まあ社会に出たらそれが普通だもんね。

仲間とのチームワークが取れていなければ必然的に
不利になる。
文化祭でも同じ事だ。
連携プレーが取れなければ混乱が生まれる。
混乱が生まれれば客のクレームも入りかねない。

いかに仲間とのチームワークが大切になるって事か。
これプレッシャーやばいな。

「成績が下がるのは嫌だ！また弓弦に怒られちゃうよ！」
「ゆうたくんに幻滅されるのは嫌だぁぁ！！！」
「ただでさえ出席日数が少ないのに成績まで下がるのはちょっト…」
「留年は嫌です…。」

敬人の言葉に全員が俯く。
そんな事言われたら私だって怖いわ。
ただでさえ私は転校して来たばっかりなのに…。

でもそんな事言ってられない。
何か方法を考えなければ。

全員のチームワークが取れそうな方法…。
皆個性がありすぎるから難しい、
個性を生かして何か出来ればなぁ…。

あっ、いい事思いついたかも！！！

『…そうだ！！敬人、2班はパフォーマンスカフェにしよう！』