寿命を縮める天才、七種茨。 ページ16
『そんな訳で解決したんだ!』
「…Aちゃん、あの生徒会長に良くそんな恐ろしい事が出来たわねェ…。
アタシ、アンタが少し怖いわァ。」
「あんた、結構やるなぁ。おれやったら首の骨へし折ってるわぁ」
昼休みになりお姉ちゃんとみか君の2人とお弁当を食べてさっきあった事を話した。
みか君のお弁当は毎日おじさ…じゃなくてお師さん、いわゆる斎宮先輩が作ってくれているらしい。
野菜も豊富でバランスが考えられているお弁当だ。
私はお姉ちゃんが作ってきてくれた色とりどりの可愛らしいお弁当を食べさせて貰っている。
「でも生徒会長がAちゃんに依存しちゃうのも分かる気がするわァ。
アタシもAちゃんに少し依存しかけてるもの♪」
「まぁお師さんもAちゃんの事気に入ってるしなぁ。おれとしてはあんまりええ気はせぇへんけど、Aちゃん自体は嫌いやないわ。」
『私ってメンヘラ製造機なの?』
ゴキ〇リホイホイならぬメンヘラホイホイってか。
そんな能力要らねぇよ。
ブーブー
そうミニトマトを口に入れると同時にスカートのポケットの中のスマホが震える。
…この展開前にもあった様な。
『…また七種野郎か…』
ポケットからスマホを出せばまた「七種茨」の文字が映し出されている。
着信拒否入れるの忘れてたわ。
勿論拒否っと。
『げっ間違え』
「突撃!侵略!制覇!!どうも七種茨であります!!敬礼〜!!」
間違えて応答を押した挙句焦ってスピーカーにしてしまった。
あいつのやかましい声がクラス中に響き渡った。
「びっくりしたわぁ…!!」
「やだ〜、アスパラ落としちゃったじゃないのォ」
まじでごめん2人共。そしてクラスの皆さん。
すぐ様スピーカーをオフにしてスマホを耳に当てる。
そして教室を飛び出した。
__『うるっせぇんだよ!!鼓膜破く気かお前は!!』
「あっはっは☆鼓膜が破れても自分はAさんの事を嫌いになったりしませんので御安心を!」
『お前にどう思われようがどうだってええわ!!!
要件は何なんだよ!!』
電話口でもやかましい七種に血圧が上がる。
こいつのせいで寿命5年は縮むわ。
「近々行われる夢ノ咲学院文化祭の件ですが、自分も是非行こうと思っていまして!
Aさん、御一緒に回」
ブチッ
『着信拒否着信拒否っと。』
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べベンべエエェェ - この作品見守るわ (2021年12月29日 13時) (レス) @page6 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
べベンべエエェェ - はい!さてはお主ずっと見ておったのかぇ…?(((殴) (2021年12月29日 13時) (レス) @page6 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - ベベンべエエェェさん» さては翠推しですね!?笑 (2021年11月12日 13時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
ベベンべエエェェ - ヤンデレ翠も好きだぜ☆ (2021年11月11日 21時) (レス) @page8 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - そら@蓮巳敬人の守護神さん» では、basicから始めてみますね!ありがとうございました! (2021年9月24日 6時) (レス) id: 16578cedfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そら | 作成日時:2021年9月22日 12時