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えーちが酔っ払った。 ページ7

「いぇーい…☆Aちゃんただいまぁ〜♪」
「英智、しっかり立て!A、すまない…俺が見ていない所で度の高い物を呑んでいたらしく…」
『これはまたまた…。蓮巳さんいつもありがとうございます』

ESの飲み会があったらしい英智を送って来てくれた蓮巳さん。
申し訳なさそうに英智をソファーに寝かせてくれた。

申し訳ないのはこっちだよ。蓮巳さんよ。

「Aちゃん、ぎゅーして〜♪」
「英智!!俺はAじゃない!!」

私と間違えて蓮巳さんを抱き締める英智。
いや本当に申し訳ない。
英智が病弱じゃなかったら1発蹴りを入れたい所だ。

「敬人はいらないなぁ…。Aちゃんはどこだい?
僕のAちゃん…」
「要らないとは何だ!!」
「煩いよ敬人…。Aちゃんを返してくれるかい…?」
『英智、私はこっちだから蓮巳さんを離してあげて』

いても立っても居られなくなり英智に近づき頭を撫でる。
これは結構呑んだなこいつ。

こんなヘナヘナしてても英智は結構お酒には強い、
ここまで酔い潰れる事なんて滅多に無い。

「ふふっ、僕のAちゃんだ〜…♪」

ギュゥゥッ

「全く…。A、度々すまないが水を貰っても良いか?
俺も結構上層部に呑まされてフラフラするんだ…」
『大変でしたね…。冷蔵庫の中にミネラルウォーターがあるので飲んで下さい!』
「あぁ、ありがとう。」

英智に抱き締められる私にため息を付いて真向かいの冷蔵庫を開けてペットボトルの水を取り出す蓮巳さん。

「ちょっと、敬人。Aちゃんは僕の女の子だよ…。
馴れ馴れしくしないで」
「別にお前だけの物じゃないだろう。」
「はぁっ?僕に対してなんだい、その口の利き方は…」
『ちょ、英智!?』

フラフラと体を起こし水を飲む蓮巳さんに近づく英智。

と、その時だった。

「えーいっ☆」

ビシャアッ!

「ゴフッッ!!」

蓮巳さんの持っていたペットボトルを握り締めたのだ。
その拍子に蓮巳さんの顔面に水が飛び出す。

「っカハッ…!!ゲホゲホッ…え、英智っ!!何をっ…」
「あはは、敬人の眼鏡綺麗になったじゃないか…☆」

鼻に水が入ったのか涙目で眼鏡を取る蓮巳さん。
あんなに勢いよく飛び出したんだ、絶対痛てぇ。

『蓮巳さん、ごめんなさい…!!』
「貴様が謝る必要は無い…。ゲホッ…」
「あぁ、楽しいねぇ♪」

こっちの気も知らず笑い転げる英智に本当に蹴りを入れてやりたかった。

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←えーちが夢ノ咲にやって来た。



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設定タグ:あんスタ , 短編集 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 紅狼鬼さん» 初コメありがとうございます!楽しんで貰えたようで嬉しいです!笑更新もまだまだして行くつもりなので良かったらこれからも宜しくお願い致します! (2021年9月26日 23時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼(プロフ) - 初コメ失礼します!凄く面白い作品です♡失礼ながら、笑いながら読んじゃいました(〃ω〃) (2021年9月26日 20時) (レス) id: d797059a97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そら | 作成日時:2021年9月18日 21時

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