迷宮のバーゲンセール ページ17
アリババside
俺は経理室に向かった…
ここ数ヶ月の売上や海難事故による被害損額などを見積もり確認するために…
まぁその殆どを迷宮で得た財宝で補てんしてるんだけどね…
アリババ「…あ、どんな調子だ?グレドーラ」
グレドーラ「あら、アリババ王子様、ご無沙汰ですね…会計の方も全て終わっているわ…妾は今は休憩中じゃ…」シャリ
アリババ「何食べてるんですか?」
グレドーラ「レマーノ名物のシャーベリアと言うスイーツですわ」
※シャーベリア=シャーベット
アリババ「へ〜…レームには変わった食いもんがあるんだ…」ナンカトケテナイ?
グレドーラ「これはこう言うモノよ…一口どう?」シャリッ スッ
グレドーラはスプーンにシャーベリアをすくい、俺の口元に持ってきた…
アリババ「…」シャリッ
俺は一口食べて…
アリババ「冷たい…」
グレドーラ「このシャーベリアは氷で出来ておるからの」ウフフ
アリババ(…グレドーラ…前の世界じゃいなかった人だ…一体どわな人何だろう…)
グレモリーの時はあっさり争奪戦をゆっちまうし…
会計顧問をやってもらってるけど…スゲーしっかりしてるし…
アリババ「…」
グレドーラ「…♪」シャリッ
スイーツを食べてる時が何か一番人らしい顔するんだよな…
何処か…造り笑顔なんだよな…てか卯すら笑み
グレドーラ「王子様、今何かしら失礼な事をお考えになりませんでした?」
アリババ「イイエゼンゼンカンガエテオリマセン」ブンブン
グレドーラ「ウフフ…アリババ王子は本当に可愛い…食べちゃいたいくらいに…」クスッ
アリババ「たべっ!!…グレドーラは相当男慣れしてるみてーだな…」
グレドーラ「あら、妾はまだ行為などした事などありませんよ」ウフフ
アリババ「ウグッ」(調子狂うなー…)
グレドーラ「アリババ王子様、妾は少しの間、お暇をもらうわ」
アリババ「何か急用か?」
グレドーラ「はい、迷宮攻略に」
アリババ「そっか迷宮攻略か、気を付けてな…」
グレドーラ「勿論ですわ」
アリババ「………ん…迷宮攻略?…ってえっ!!ええええ!!」
グレドーラ「あら、本当に面白い反応だわ」ウフフ
アリババ「じょ、冗談だよな」汗
グレドーラ「本当よ、妾が次に狙うのは第32迷宮…アスモデウス…」
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作者名:修羅 | 作成日時:2017年12月4日 11時