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天真爛漫な王子 ページ16

アリババside


セレンディーネさんが俺に話かけてきた…



アリババ「セレンディーネさん?どうしたんですか?」

セレン「…その…あの…」ゥゥ…

アリババ「??」


何時もは強気な彼女が…急に口ごもった…

何を言いたいんだ??


アリババ「…?」

セレン「…」汗



セレンside


私はどうしてもアリババに言いたい事があった…

だが、ここに来て詰まるとは思わなかった…

私が言いたかった事…それは…



セレン「…アリババ…その…バルバッドでは色々と…助かった…ありがとう」

アリババ「!!」


この時のアリババの顔は…とても意外そうな顔をしていた…

そうだろうな…かつては私も毒蜘蛛姫と呼ばれた身…

しかしアリババはずくに笑顔になり、「俺は何もしてないぜ」…そう言った…


セレン「何もしてなどいないではないか!!お前には命を助けられた、国外への亡命に住むところ、食事…本当に色々…」

アリババ「…次はシンドバッドの所で世界を見るんだ…彼等と関われ、きっと…また違う世界を見られる」

セレン「…世話になったな、アリババ」


アリババと握手を交わし…アリババは行ってしまった…


セレン「…本当に…変わった奴だ…」


天真爛漫と言う言葉が一番似合う男だ…




アリババside


シンドリア商会を後にし…


魔装で一気に首都レマーノまでやって来ていた



ーアリババ商会・レーム支部ー



アリババ「皆!!今戻ったぞ!!」



オルバ「アリババさん!!」

トト「アリババ!!トト驚いたぞ!!いきなり財宝の山が庭に降ってきた時は!!」


アリババ(ユナンさん…一体どんな置き方したんだ…)汗

ヴィダール「アリババさん…お帰りなさい」

モルジアナ「今まで何処にいたんですか?」

メフィスト「そうですよ…この財宝の山…迷宮にいたゆですね?」


アリババ「あぁ、流離いのマギに誘われてな…行ってた場所はカタルゴだ」

メフィスト「カタルゴ!!」

アリババ「あぁ、セーレって迷宮だ…出現場所は…ファナリスの集落跡地…」


モルジアナ「!!」

ヴィダール「!!」


アリババ「…ごめんな、2人とも…ファナリスの集落だった場所は見つけたけど…誰もいなかった…」


ヴィダール「…」コク

モルジアナ「…」シュン


アリババ「まっ!!お前達は同じファナリスなんだ!!兄妹だろ」ニカッ

迷宮のバーゲンセール→←金属器の共鳴



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作者名:修羅 | 作成日時:2017年12月4日 11時

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