戦慄と震撼の精霊セーレ ページ13
アリババside
俺とユナンさんはセーレの迷宮に眠る死の街…ネクロポリスを探索した…
この街の造り…煌帝国に似てるな…
って事は…煌や凱や吾何かの先祖達が住んでたのかな…
アリババ(…そう連想されちまう位…似てるな…)
ユナン「アリババ君?何ボーっとしてるんだい?宝物庫はコッチだよ?」ウフフ
アリババ「あ、はい」
ー宝物庫前ー
アリババ「…ここが…」
宝物庫に入ると、祭壇の上に玉手箱があった…八芒星が印された…
アリババ「…この中にセーレが眠って…」
ユナン「さぁアリババ君、触れるんだ…君が掴みたい未来の為に」
アリババ「はい」コクン
ピトッ
カッ
アリババ「来る!!」
シュウウウウ「誰じゃ?王になるのは…?おお、マギよ…」
ユナン「久しぶりだね、セーレ」
アリババ「…お前がジン・セーレ」
セーレ「左様じょよ、王の器の持ち主よ…ほぉ、既に多くのジンを従えているのか、あのバラムとべリアルも従えて…」
セーレ…女性型のジンだった…
セーレの体には多少の装飾品が見受けられるだけで特に特別な物はなかった…
尻尾もなけりゃ羽も角もねぇ…
…どっちかと言うと…前の世界で見た、パイモンやザガン…アモンやアルバスに似てる…
顔はつーと…スゲー美人だ…
アリババ(ジンじゃなかったらソッコー口説きに行ってたのに…ハァ)
セーレ「フフ、何を考えているかは知らぬが…王候補はお前だけの様じゃのぉ…」
アリババ「あ、はい」
セーレ「しかし…アリババよ、お前は今、空きのある貴金属を持っておらぬな…」
アリババ「あ…本当だ」ハッ
セーレ「フフ、本当に人間って御馬鹿さんばかりじゃのぉ…故にとても愛しい」
セーレ「…宝物庫にある好きな物を選べ、金属に戻してそれを金属器にしてやろう」
アリババ「マジか!!」ヤッホッー
セーレ「おやおや…最初に直感的にコレだと思う物にせよ」
アリババ「んじゃー…コレで頼むよ、セーレ」
セーレ「…うむ、それでよいのじゃな?」
アリババ「あぁ」コクン
俺が選んだモノ…それは腕輪だった…
理由なんて特にない…ただ…何となく選んだんだ…
セーレ「妾は戦慄と震撼より創られし精霊、名をセーレ…汝を我が王と認めましょう」
アリババ「…ありがとうな…」
セーレ「つくづくかわった人間よ…」カッ
セーレ完全攻略・攻略者アリババ 18歳
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作者名:修羅 | 作成日時:2017年12月4日 11時