買われて飼われた。【浦.島.坂田.船】

飼われて ページ16

皆さん、私は今どこにいるでしょうか。正解は……めっちゃデカい城の目の前です！！！もうヤだ帰りたい




｢オマチシテオリマシタ。
ドウゾオハイリクダサイ｣




あっ、漫画でよく見るカタカナで喋るやつだ。これ地味に読みづらいんだよね。大丈夫かな

そして、城の中に入ると先の方に少し青髪の大鎌を持った男性が立っていた。こわ…




｢いらっしゃい。あいつと話したいだろうけどまず俺と話してからな。あと、そこの人間の子。その子はあいつと話させるからこっちにおいで｣




…あいつとは誰ぞよ？
とにかく言われた通り青髪の人の側に行くと、｢いい子。俺はそらる、宜しくね｣と言われた。ほぁっ、またもやイケメン…！




さ｢…A｣




『…?』




振り向いて坂田さんの顔を見ると、なぜか顔を歪ませながらこっちを見ていた。なぜ?




そ｢あそこを右に曲がれば部屋があるからそこに入って話しておいで。君と同じ人間がいるから｣




『…はい』




同じ、人間…。その人は私と同じ感じなのだろうか…。
そして言われた通り右に曲がると、部屋があったので軽くノックして入った。




『し、失礼します…』




｢……人間？｣




部屋の中にいたのは長身の白髪の男の人だった。……写真の方やないかい




『あっ、はい。人間のAといいます。』




｢あっ、僕も人間のまふまふといいます！えへへ、よろしくね。｣




『えっ、天使？』


ま｢え？｣


『ナンデモゴザイマセン』




危ねぇー、引かれるところだった。




『失礼かと思いますが、坂田さん達に飼われていたとか…』




ま｢あっ、敬語で大丈夫だよ！あとまふって呼んで欲しいな。

うん、飼われてたよ。知ってると思うけどいろいろあってね、そらるさんに今は飼われてるんだ｣




『そっか…。あとまふは、元からこの世界に…？』




ま｢というと？｣




『ここで産まれたんじゃなくて違う世界で生まれたとか…』




そう言うと、まふはぽけっとして｢え、Aちゃんも…？｣と言った。…えっ




『仲間やー！！！！』




ま｢今まで憎んでたけど神様ありがとう！｣




……ちょいと今の発言おかしいぞ

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