十八話 ページ21
第2クウォーターになり、今日の練習試合のことが広まったのか、体育館の二階にはさっきよりも人が増えていた。
海常体育館なので当然皆海上側の応援。
……応援って何がそんなに嬉しいんだ
試合が始まるとまた攻防戦の繰り返し。
海常ディフェンスはマンツーマンのまま。
しかし、黒子と火神の連携のおかげで黄瀬を抑えることができている。
2分間のおかげで黒子も少しは影の薄さを取り戻してるし。
まぁ最初よりは結構濃いけど。
個人プレーが連携プレーになったことでパスなどの選択肢が増え、前より一段上の攻撃力となる。
さらにその要である黒子は黄瀬がコピーできない唯一の存在。
つまりさっきの個人プレーではいっぱいいっぱいだったものがほぼ互角となった。
黄瀬は強い。黒子はおろか、火神でさえ今は手が出せない。
しかし2人なら、黒子と火神の2人なら戦うことができる
でもまだ海常の方が上だな
黄「やっぱ黒子っち変わったっすね…帝光時代にこんなバスケはなかった。けど、そっちも俺を止められない…！そして勝つのは俺っすよ！」
黄「黒子っちの連携をお返しするのはできないっすけど、黒子っちがフルに40分持たない以上、結局後半ジリ貧になるだけじゃないっすか！」
ハハッ。黄瀬、そこまで考えてないと思ったのかな。
．
火「そうでもねぇぜ」
黄瀬の前に立ちはだかったのは黒子。
パス以外に何もできない黒子に黄瀬をマークさせるのは無謀だ。
黄「まさか夢にも思わなかったっすね。黒子っちとこんな風に向き合うなんて」
黒「僕もです」
でもそれは黄瀬を【止めようとしている】時の話
．
黄「一体どういうつもりか知らないっすけど、黒子っちに俺を止めるのは無理っすよ……！」
．
今は止めるんじゃない。
火「違うねぇ。止めるんじゃなくて…」
．
リ「とるのよ！」『とるんだよ』
監督と私がそういったと同時に黄瀬が火神のヘルプで怯んだ瞬間、黒子がバックチップで黄瀬が持っていたボールを取った。
火「お前がどれだけすげぇ技を返してこようが関係ねぇ。ぬかせるのが目的なんだかからな！」
取ったボールはすかさず先輩の手に周り、シュートを決める。
海常チームは自分達のエースがぬかされたことにより少し反応が遅れたようで誠凛に得点が入った。
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山さん - にじむーッスねwww (2019年2月7日 20時) (
レス) id: e2650de3f6 (このIDを非表示/違反報告)
ラララライ(プロフ) - 玲奈さん» ありがとうございます(＾＾)部活等で更新出来ない日々が続いていますが､なるべく更新出来るよう頑張ります！ (2017年11月2日 22時) (レス) id: ce2a051555 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 面白いです更新頑張ってください！ (2017年10月22日 16時) (レス) id: 91cee282ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラララライ | 作成日時：2017年4月3日 15時
