検索窓
今日:69 hit、昨日:269 hit、合計:763,002 hit

ページ31

ASide

...ゆらゆら、と微かな振動。

同時にコツコツ、と足音が地面に響く音が
耳をかする。

誰か抱かれて、運ばれてる...?

朦朧(もうろう)とする意識の中、そっと
目を開くと、ぼんやりと誰かの顔が見えた。

...男の人?...ニット帽...?

意識がはっきりしなく、ぼんやりとしか
見えないけど...

ぼーっと見つめているとその男の人が口を開いた。

「...まだ、夢の中にいろ。...心配するな。
必ず、会える...」

その心地のいい声と、優しい瞳に私はまた
力なく瞼を閉じた。

ふわり、と懐かしい香りと同時に唇に感じる
温もり。

ああ、この感じは...

『...赤井さん...』

私はふ...と微笑んでまた夢の世界へ落ちていった。


NO Side

『っ、は...!』

Aが日を覚ますと、そこは見慣れた天井の

自分のベッドの上だった。

『...なんで...確か昨日は...』

博士の家に行って...その後、工藤邸で
シチューを...

『沖矢さん...!』

昨夜の事を思い出してあわてて連絡しようと
すると、机の上に1枚の紙が。

《昨夜はありがとうございました。
あの後、寝てしまったAさんを起こすのも
申し訳ないと思い、自宅に運ばせて頂きました。
ゆっくり休んで下さい。 沖矢 》

それを呼んでAは、そうだったんだ...と
呟いた。

『また、お礼しないと...でも...』

しかしある疑問がAの頭を過ぎる。

『なんで沖矢さん私の家、知ってたんだろ...』

とりあえず、今日は休日だし、買い物にでも
行こうかなと支度をし家を出た。

その途中で...

『あ...!』

コナンと沖矢に出会った。向こうもAに
気づいたようだ。

コ「Aさん。おはよう!」

『おはようコナン君。...沖矢さんも、おはよう
ございます』

挨拶を交わした後Aは昨夜のお礼を言った。

沖「いえ。僕が勝手にした事ですから」

『それと...昨日私、どこらへんで寝ちゃい
ましたか...?』

沖矢は顎に手を添えるとんー...と思い出しながら
言った。

沖「シチューを食して僕が片付けを終わらせた頃には
ソファでぐっすり...」

『そ、そうだったんですか...すみません...』

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (292 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
656人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みち - 43ページのジン可愛すぎかよ… (2019年5月1日 4時) (レス) id: 737d5e15b0 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン(プロフ) - 音さん» 大丈夫ですよ! (2019年2月26日 3時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません...。 2回目にしたコメント字が抜けてました...。 私は修学旅行編はアニメで見した。 これ正しくはアニメで見ました。 でした。 すみませんでした...。 (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません...。 作者さんにお聞きしたいことがあるのですが...。 作者さんとお話したいと思っているのですが...。 ここ以外でお話することって可能ですかね? (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません...。 私は修学旅行編はアニメで見した。 ここの小説ではこの修学旅行編を書いてる 人って居ないですよね? ここの小説でも読んでみたくて探しては みたのですが...。 いつかここでも読めたら良いですよね?...。 (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レモーン | 作成日時:2017年9月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。