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43曲目 ページ14

「おはよう!」


月曜日。
久しぶりに学校に来た小林さん。




小林さんが学校にやってきたことを聞いて、沢山の生徒たちが彼女の周りを囲む。




彼らは皆、彼女のファン、取り巻き達…






「…今日来たの、昨日の番組が、関わってるのかな…」


『かもね』



話題は勿論例の番組について。



彼女を囲む輪から完璧に外れて話している私とさつきちゃん。





その人の輪は、いつも以上に強固だった。



































「ほんとにー?ふふ、面白いねー」




今日1日私が見ている限り、小林さんはずっと笑っていた。




不必要なぐらい、ずっと。





まるで、人が変わったかのように。









…違う…これは、こいつは、小林さんじゃない。





自分でも理解できない、あり得ない考えが頭の中を回り続ける。




彼女を見るたびに感じるこの違和感の正体は、一体何なんだろう…








…その正体は、部活の時間に明らかとなる。







・・・




部活の時間。




いつものようにマネージャー業に勤しんでいると、唐突に横で一緒にドリンクを作っていたさつきちゃんが床に倒れこんだ。



私が慌てている間に、

そんな彼女に手を差し伸べたのは、タオルの準備をしていた小林さん。


彼女は、心からさつきちゃんの身を心配するような表情を浮かべていた。




私はその表情を見て、何故か心の底からゾッとした。





「大丈夫?」



「…うん、平気」





その手を取らずに、さつきちゃんは1人で立ち上がった。


けど、




「…やっぱり足首が痛いから、保健室行ってくる。Aちゃんついてきてくれる?後はお願い、小林さん」


「分かった!任せてね!」





綺麗な…綺麗すぎるような笑顔を見せた小林さんに見送られて、私達は保健室へと向かった。






小林さんの視界から外れた場所に出た瞬間、さつきちゃんは私に寄りかかりながら歩いていたふりを止めた。



さつきちゃんが無言でアピールしてきてたから、ここまで合わせてきたけど…どうしたんだろう?





『どうしたの?』


「…今さっき私が倒れたの、



足首を蹴られたからなんだ…









小林さんに」








体が、まるで冷水でも被ったみたいに、震えた。

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設定タグ:黒バス , 帝光中 , 塩ミ   
作品ジャンル:アニメ
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零華 - ページ19の最後「違うわ」でわなく関西弁なら「ちゃうわ」の方がええんとちゃいますか? (2016年12月18日 15時) (レス) id: 613e7f6868 (このIDを非表示/違反報告)
塩ミ(プロフ) - にじいろきのこさん» 本当ですか!?そうですね…こみゅーで貼ってもらえるとありがたいです!今家ではないので見るのは後になってしまうのですが… (2015年9月18日 16時) (レス) id: c6634e7236 (このIDを非表示/違反報告)
にじいろきのこ(プロフ) - イラスト完成しました!えっと、どのようにお送りすればいいでしょうか? (2015年9月18日 15時) (レス) id: 6a921c6e8d (このIDを非表示/違反報告)
塩ミ(プロフ) - にじいろきのこさん» (*゚∀゚人゚∀゚*)♪わーい!←明日は更新頑張ります、おやすみなさいですm(_ _)m (2015年9月17日 21時) (レス) id: c6634e7236 (このIDを非表示/違反報告)
にじいろきのこ(プロフ) - 塩ミさん» いいんですか!?よかったです( ´∀`)丁寧に夢主ちゃん描かせていただきますね( ´艸`) (2015年9月17日 20時) (携帯から) (レス) id: 983ffde575 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩ミ | 作者ホームページ:http://・  
作成日時:2015年6月17日 22時

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