4犬 ページ5
『ん・・・ん、ぅ・・・』
外からの小鳥のさえずりが聞こえ、目を覚ました。昨日までの雨が嘘のようだ。
それにしても、何かあったかいなぁ・・・
・・・え??なんか・・・あれ?
何故か抱き寄せられている。
え?誰に?
まさか・・・えっ?
少し動こうとすると、一層抱きしめる力が強くなった。
それと同時に、耳元に生暖かい吐息がかかった。
いやマジで誰?
昨日・・・会社終わって、犬見つけて、家に帰って、お風呂入って、名前つけて、就寝。
男を連れて帰った記憶を一切無いし・・・。
アレ!?カラ松は!?
『お〜いっ、カラ松や〜!』
「あ・・・?朝、か・・・?」
カラ松を呼んだものの、返答は無かった。
一緒に寝てたよね?どこに行った?
誰だか知らない男が起きてしまった。
私の顔をじぃ、と見つめてから顔を徐々に近づけてきた。
まさか・・・キス!?
・・・・・・ではなかった。
また抱きつき、私の頬を生暖かい舌でれろり、と舐めた。
初めての感触に体が震えて鳥肌が立った。
「おはよう、主人・・・」
『・・・・・・・・・え?』
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作者名:妄想腐女子 | 作成日時:2018年7月8日 23時