未定 (ページ3)

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歌声　1 ページ3

「遅れてごめんね!まぁ理由があったから仕方がないけどね!!」

明るい花が咲くような声が響く

お花が、たくさん咲いている場所

さっき、歌を聴いた男の人が僕の手を掴み、温かいお風呂にいれてもらい、服を着替えさせてここまで連れてきた

綺麗な人がたくさんいて、

不思議そうに僕を眺めている

英智「日和くん、その子は?」

日和「うーん…?そういえば知らないね?君、名前は?」

「なまえ、…A…?」

日和「それが君の名前?」

多分、と返す

知らないまま連れてきたのかい?!犯罪じゃないか、と驚いたような顔のきれいな顔の人

顔を覗き込んでお菓子食べる?とよくわからないものを差し出す眠そうな人とそれを必死に止める人
　
どうすればいいのか分からずにいると、

「クッキー、食べますか?」

そう言ってくれた人がいた

「…くっきー?」

創「はい、僕は紫之創です
クッキーはあまぁいお菓子ですよ…♪」

甘いもの、あんまり食べたことない、

「…うん」

創「どうぞ美味しいですか?」

さくさくっという音がして口の中にほんのり甘い香りがひろがる

食べたことのない味、というか久しぶりにくちにものをいれたからかな、すこし変な感じ

でも多分、

「…うん…」

おいしい、ってことなんだと思う

「それは良かったです♪ そういえば自己紹介していませんでしたね、
僕は紫之創です、よろしくお願いしますね…！」

それが挨拶なら、

「うん、よろしく、おねがいします」