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「おはよう、監督生。
体調はどうだ？」
「エース！ おはよう！
まだ咳はちょっと出るけど、まぁマシになったよ」
「鼻水とかは大丈夫か？
監督生のためにティッシュを二箱用意したんだが……」
「デュース……！ 自分のために使って……！」
どこからか出てきたのかティッシュ二箱を手に持って困った顔をするデュース。曰く、最初用意していたのは一箱のみだったが、リドルさんに二箱持っていくようもう一箱を持たされたらしい。……ポケットティッシュという発想はないのかな、その二人。
「監督生サン、おはよう」
「おはよう、エペル！
昨日は本当にありがとう！
あの林檎のやつ、めっちゃ美味かった！」
「……ばっちゃから送られてきた林檎だかんねぇ、
当たり前としか言いようがね」
エペルのこの喋り方も随分聞きなれた。
俺が元いた世界でも同じ喋りをする人がいたからなぁ。
安心感、というかなんというか。落ち着く……。
「あ、いたいたぁ〜。
小エビちゃんやっほ〜」
「ご無沙汰しております、監督生さん」
エースの顔が固まったと思ったら、俺の背後に大きな影がふたつ。振り返れば、容姿は似てるとて笑い方が似て似つかない双子。現れたのはフロイドさんとジェイドさんだった。
「実は、監督生さんが熱を出したと聞きまして」
「アズールったらぁ、その事を聞いてモストロラウンジに連れて来いってうるさいんだよぉ〜〜」
ジェイドさんは相変わらずの食えない笑顔だが、フロイドさんは疲れたような顔をして俺に寄っかかってくる。
「えっと……俺が熱を出したのと、モストロラウンジに行くのはどんな関係性が……？」
「アズールが監督生さんのことを心配し、でも自分から行くのは恥ずかしいから顔見せに来てほしいってことですよ」
「なっ、」
どこからか現れたアズールさんに、双子は顔をにやけさせる。
「おやアズール。居たのなら自分で声をかければ？」
「……！ コホン。
監督生さん、さっきの話の通り……です……！
是非放課後、モストロラウンジにでm」
「あっいたいた！監督生ー！！
今日放課後暇かーー？！」
どこから来たのか。
絨毯に乗った人物が、こちらに手を振っていた。
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Ray - この小説を読むと暖かくて優しい気持ちになれるので大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月17日 0時) (
レス) @page39 id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
筆跡(プロフ) - レモンさん» コメントありがとうございます！私は監督生くんの年齢と離れているため、実際の口調と合っているか分かりませんでしたが 同年代の方にそう言っていただけて幸いです！これからも頑張りますー！ (2022年8月8日 22時) (レス) id: defeff8d6b (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 初コメ失礼します！前からこのお話は読ませて頂いております！！最新話、とても面白かったです。男主くんに年が近いのか親近感わきます、、、、、。英語がわからないのは辛いですよね、。これからもお体に気をつけて、頑張ってください！応援してます！ (2022年8月7日 21時) (レス) @page39 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
筆跡(プロフ) - おいさん» コメントありがとうございます！あそこは私も書きながら笑っていました(笑) 更新頑張ります！ (2022年1月30日 3時) (レス) id: defeff8d6b (このIDを非表示/違反報告)
おい(プロフ) - 最後みんなの心配さにホワッとして笑っちゃいました！笑 これからも更新楽しみにしてます！ (2022年1月29日 23時) (レス) @page37 id: cdba16656d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：筆跡 | 作成日時：2022年1月13日 7時
