【黒バス】男みたいだけど女です。part6

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貴「なあ、めんどくさいからもう修ちゃん先輩に連絡していいか？」

赤「あぁ」

貴「よし、ついでに結婚の報告もしよう」


俺は修ちゃん先輩宛にメールを送った

採用の通知と、結婚報告

どう返事がくるか楽しみだ

となると、明日から修ちゃん先輩は出てくるんだよな

あ、修ちゃん先輩といえば祥ちゃんは何の職に就いたんだろう

高校を出てから連絡を取っていない

前には美容師が候補に入ってるって言ってたからな

もしかしたらなってるかも

アイツ、手先は器用そうだし

うーん、気になるところだな

まあその内会うだろ

いやこっちにいるかわかんねぇけど


赤「おい、ボーッとするな。体調が悪いのか？」

貴「あ、いや何でもない。大丈夫」

赤「それならいい」

貴「あのさー、一個言っていい？」

赤「何だ」

貴「祥ちゃんって何処に就職したの？」

赤「灰崎か？確かアイツは料理人だったかな」

貴「料理人…だと…」

赤「あぁ。しかもその腕を買われて三ッ星レストランにいるとか」

貴「何だアイツすげぇな」

赤「今度食べに行くか？」

貴「行く！」

赤「さて、そろそろ帰ろう」

貴「うん！」


その後2人で帰宅した

毎日征ちゃんが飯を作ってくれている

疲れてるのに悪いな、なんていう罪悪感から少し手伝うようになった

本当に少しだけだが

炒め物なら征ちゃんがいいと言うまで炒めたり、煮物なら煮たりする

俺でも失敗しないようなものだけ

本当にそろそろ作れないとヤバいとは思ってるけど出来ないんだよなぁ

全部焦がすし、一回火事を起こす勢いだった事もある


貴「いただきます」

赤「どうぞ」

貴「美味しい」

赤「そうか」

貴「結婚したけど新婚って感じはしねぇよなー」

赤「いつから一緒だと思ってるんだ」

貴「中学〜」

赤「始めて会った時はまさかこんな事になるとは思ってなかった」

貴「俺もだ。あ、それと明日って少し休み貰えるか？」

赤「何時間くらいだ」

貴「うーん…11時から2、3時間くらい」

赤「まあいいだろう」

貴「ありがと」

赤「何かしに行くのか？」

貴「うん、ちょっとな」


実は最近、生理が来ない

それに少しの吐き気もして好き嫌いも変わってきた

心当たりもある事だしまさかと思って検査薬を使ってみた

これがまさかの陽性

俺の腹にガキがいる

自分では信じ難くて明日、病院に行く事にした

一番その手に強そうな涼太(偏見)を連れて産婦人科に行ってくる

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