【黒バス】男みたいだけど女です。part6

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ー翌日ー

一応会社来たけど仕事めんどくせぇな

でもやんないとな〜〜


貴「ん…あれ？征ちゃん征ちゃん」

赤「何だ」

貴「この企画はこれで本当に合ってるわけ？」

赤「…少し怪しいな。取引先に出向いてこい」

貴「は？俺がわざわざ？嫌だよ」

赤「お前は少し道を覚えた方がいい。あそこは初めての場所だろう」

貴「カーナビは？」

赤「使って良し」

貴「いってきます」


俺は駐車場へ行きエンジンをかける

方向音痴は治そうとして治せるものではないらしく未だ方向音痴のままだ

何故そんな俺に運転をさせる

だが世の中にはカーナビというとてもいいものがある

これなら俺は道に迷う心配はない

よし、着いた

多分征ちゃんから話を通してあるからすぐ行けるハズ

最近ちょっと疲れてる気がするからか頭痛い

くそっ会社にいたかった

俺は担当の人に話をして、確認してもらった

それはこちら側のミスではなく完全に相手側のミスだった

これだから注意力散漫な会社は

企画書出す前に推敲しろ

全て直してもらいそれを受け取ってあとは帰るだけ

もう嫌だ〜〜

ほんとしんどい…

修ちゃん先輩に会ったりお父様に挨拶に行ったり…

最近色々あったから疲れてんな…

ふらふらと歩いていたら誰かとぶつかった


貴「あー…すいませ、ん」


そこにいたのはでかい金髪のアメリカ人

190…くらいか

それにしてもコイツ見たことある

え、っと……あ!!


貴「ナッシュ･ゴールド･Jr.だ…」

ナ「何だお前。ぶつかってくるなり人の顔まじまじと見て名前まで言うなんて」

貴「に、日本語喋ってる…」


そう、ソイツ…もといナッシュは俺らが高2の時に対戦したアメリカのバスケチームを率いるリーダーだ

あの時はほんとにもー…大変だったんだぞ…


ナ「…？あぁ、思い出した。お前あの時いた補欠だろ」

貴「補欠じゃねぇマネージャーだ」

ナ「マネージャーは二人いただろうが」

貴「俺もなんだよ。大体俺女だから出れねぇしな」

ナ「お前男だろ」

貴「女だアホ。このくだり飽きたわ。つーか何でそんな日本語話してんだよ。上手いな」

ナ「ありがとよ。習ったんだ、日本人の友達に」

貴「ふーん。じゃ、ぶつかって悪かったな。俺行くから」

ナ「何処行くんだよ」

貴「会社戻んの。仕事だ仕事」

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