【黒バス】男みたいだけど女です。part6

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貴「お、わっ…た…」

赤「お疲れ様」

貴「あー…」


あれからすごい頑張ってやっても終わらず結局日が昇って、知らない内に征ちゃんが来ていた

今やっと終わった

あー疲れた


赤「それで？昨日は青峰に会ったか？」

貴「会ったよ…知ってるっしょ」

赤「人の恋人に手を出しておいて平然と会社に来るような輩がいては困るからね」

貴「ほんとさ〜アイツ蹴り飛ばそうかと思ったけどやめたんだよ？偉くない？」

赤「いつも思うんだがお前は何故そんなに喧嘩慣れしてるんだ？」

貴「やんちゃしてた時期もあったね〜」

赤「誰かに習ったのか」

貴「昔の事だからあんま覚えてねぇけど金髪の人で男の人だった」

赤「その人とそれ以降、連絡取ったりしてないのか？」

貴「してない。急にいなくなったからつまんなくなって俺もやめた」

赤「ふーん」

貴「でもまあ喧嘩は強い方だったし何か顔とか知れ渡ってて度々喧嘩吹っ掛けられたけどね」

赤「…いつの話だ」

貴「俺が男バス入る前で女バスにいた頃〜」

赤「中学でもやってたのか…」

貴「俺からじゃねーし。つーかこんな話はいいんだよ。これからの予定結構あるから行くぞ」

赤「寝なくて平気か？」

貴「寝る暇なんてねーよ」


二人で本社を出て、俺の運転で目的地まで向かう

そこで商談をしたり接待されたり会食したり

征ちゃんはされる側だし良いかもしれないけど相手側大変そう

俺はニコニコ笑ってないとだし

まあ笑ってるのは昔から得意なんだけどね

皆、征ちゃんとの取引が上手く行けば給料上がったり昇級したりするんだろうな

だからあんなに血眼になってさー

付き合わされる征ちゃんの身にもなってあげてほしいもんだ

やっと本社に帰れる


赤「さすがに疲れるな」

貴「お疲れ様です。次のご予定ですが、18:00に料亭で会食となっております。それまでは特に何もございませんのでごゆっくりどうぞ」

赤「板についてきたな」

貴「ありがとうございます。…あーむっくんの作ったケーキ食いたい〜〜」

赤「電話すればいいじゃないか」

貴「混んでたら迷惑だろうし本気で食いたくなったら買いに行くからいいの」

赤「近いからそっちの方が良いかもな」

貴「そうそう」

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