【黒バス】男みたいだけど女です。part6

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「何処に行く気だ」

貴「ッ…見つかった…やだ、ゲホッゲホッ」

赤「落ち着け。A落ち着け、しっかりしろ」

実「あの人がAちゃんを拐った奴ね」

葉「おじさんだね」

根「おじさんだからだろ」

黛「A大丈夫か？」

貴「ちーちゃん…！大丈夫、何ともない」

灰「結局見つかってんのかよ」

貴「無事に出れたんだ…良かった…」

「お前ら、うちの子を話してもらおうか」

赤「Aの意志です」

実「ちょ、ちょっと、Aちゃん濡れてるじゃない！どうしたの?!」

貴「さっきまでアイツに窒息寸前まで水に入れられてた」

葉「風邪引くよ!!」

根「やっぱアイツ黙らせねーとな」

黛「ほら、これ着てろ」

貴「濡れるよ」

黛「別にいい」

貴「ありがとう」

灰「はーあ、まさか赤司と共闘とはな」

赤「こっちだって不本意だ」

「早くしろ!!」

貴「征ちゃん、色々準備してきたでしょ？」

赤「もちろん」

「準備？」

赤「俺の父から許可が出たので…貴方の会社とは契約を切らせて頂きます」

「は？何を言って…」

赤「俺の家は赤司ですが」

「赤司…?!契約を切るって言ったか…?!」

赤「言いましたよ」

「頼む!!それだけはやめろ!!」

貴「人に頼む態度がなってない」

「A…お前の友達だろ!?何とか言ってくれ！」

貴「俺は征ちゃんの味方だから」

「何が欲しい？金か？家か？権力か？言う通りにすれば何でもやろう」

貴「そうだなー、全部魅力的だねぇ」

葉「Aダメだよ！赤司の味方でしょ！」

貴「分かってるって！俺そんなもの欲しくないんだよね〜」

「…くそっ、このクズが!!お前の父親と金儲けしてほぼ俺がもらう算段だったんだぞ！もちろんお前もだ！お前は父親に売られたんだよ！」

貴「ふーん、別に良いよ。売られてショック受けるほどアイツを思ってるわけじゃないし」

「ﾁｯ…契約を切られようが俺はお前がいればいいんだ。さあ早く来い」

貴「やだよ何されるか分かったもんじゃねーし」

根「俺が行こうか？」

貴「そりゃいい。だってさ、お父様」

「お前が来なければ意味がないんだよ!!」

貴「仕方ないな。行ってあげよう」

黛「おい！」

灰「行くなよ！」

貴「大丈夫大丈夫、俺の事信じてくれると嬉しいなぁ」

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