【黒バス】廃病院怪異危機脱出【3】

episode50★終幕 ページ19

赤いワンピースの女の子こと


【アオイ】ちゃん


幽霊に顔色が良いなんて言うのは

変だけども



皆と遊んで貰ってる彼女は

晴れ晴れしている



最初は警戒していた

皆もバスケをして

楽しそうにしている




また、興味深いことに

安全地帯の体育館に

彼女をつれて入ろうとした際に



「「扉なんて見えないわ？」」



どうやら、生者以外には

この安全地帯の扉は見えないらしい


謎は深まるだけだ(作者都合によるｍ(殴)







「「こんなに、楽しいのは

初めて【ニコッ】」」




そう言って、笑顔とともに消えていった


一瞬だった


浄化されたのだろうか







それと同時に


わたし達は、あの合宿のときに

肝試しに来たという

神社前に全員がいた。






全員、生きて帰ってこれて良かった




この奇怪な体験で


皆との縁が結ばれたのが

嬉しくもあった






人は一人では生きていけない


誰かに肯定されて安心して


人生に意味を見出すことができるんじゃないかと


この経験で、私は強く思った





(まぁ、実際気持を強くもって前向きに

一人で戦わないといけないこともあるけどね)





人間いつ死ぬかわからない



明日


交通事故にあうかもしれない

通り魔に殺されるかもしれない

病気で死ぬかもしれない


このような怪異に巻き込まれて死ぬかもしれない





悔いのないように・・・私は、







花「なに、気難しい顔してんだよ」



「うわっ！」



いきなり、花宮くんに肩をつかまれ驚いた




花「何考えてんだよ」




そう言って、不満そうに頭を乱暴に撫でられる




花宮くんと学校から帰る途中だったのにも

かかわらず、私は考え事で上の空だった




ちなみに、赤司くんの計らいで部員は

全員バスで、各学校に送ってくれるという

お金持ちスゲー対応でした(笑)。






「いや、今回のことで思うところがあってね」





「もう二度とごめんだ、毎回めんどくせぇしな」





「あのね、花宮くん…またこんなことに


巻き込まれてなんかあったら困るから


素直に伝えるね」





花「何がだ…？」






「わたしは、花宮くんのことが…」






この関係を壊すのは怖いでも言わずに

何かあって、一生後悔するよりは・・・






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