【黒バス】廃病院怪異危機脱出【3】

episode47★類は友を呼ぶ ページ16

花「おい、起きろ、A！」





(誰かが、私をゆさぶっている…？)





「っ・・・花宮くん？」






ようやく私はあの悪夢から解放された



まるで自分のことのように苦しくなり


顔にでていたようで




花宮くんがこうして起こしてくれた。







「・・・」


他人からのレッテルや

努力が認められないむなしさ…





人はそれぞれ、違う

他の人があたりまえにできることが
他の誰かのあたりまえではないこと


自分のものさしで相手を計る人間が一番


苦手である





当たり前を押し付けないで欲しい






花「うなされてたんだよ…何か見たのか？」




「前の学校の時と同じで…たぶんだけど


あの女の子の…


記憶だと思う」





花宮くんに今見た、光景を伝える




花「むなくそ悪い話だな」





「あの子は多分だれかに認めてもらいたくて

ただ、遊びたいだけなんだと思う

かまってほしくてここにいるんだと思う」








あの子は、




あの罵詈雑言に、段々と

心も身体も病んでいってしまった

のだろう







花「じゃあ、あの幽霊のやつと

仲良しごっこでもすればいいのか？」




ごめんだ、って言うように舌を出す。





「子供はするどいところがあるから

花宮くんの本質を見抜いて

ボロがでるとおもうから

他のイイコちゃんにまかせておけば？」





花「嫌味な言い方だな…まぁ、そうだが」






「ふふ、最近花宮くんに似たのかもね」








類は友を呼ぶ

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