【黒バス】廃病院怪異危機脱出【3】

episode45★暗転 ページ14

今「ぼーっとしてんなA」







黒「大丈夫ですか、心ここに

あらずといった感じですが？」






高「怪我とかない？大丈夫かよ」






確かに少女が言うとおり

私が思っている以上に

皆、心配し 自惚れではなく


大切にしてくれている。








彼女からしたら、



同性としても


仲間意識からしても蚊帳の外が



気に食わないのだろう






「あの子」とは少女にとって

劣等感を抱かされるような




そう言う相手だったんだろう








花「元凶さんは、俺たちを

どうしたいのかな？」





黙ったままの少女に、花宮は問いかけた。






？？「じゃあ…お兄ちゃんたちが勝ったら


だしてあげる…負けたら


私の言うこと聞いてね」




そう無邪気に笑う。




今「ゲームかいな…負けられんな」



花「ゾッとしないな…」



黒「何で勝負するんでしょう？」



高「子供だけど、幽霊に勝てるのかよ…」









そんな、全員の不安をよそに






？？「…疲れちゃったから、


また、あとでねー★」







そう言い残し、消えてしまった。






「…」






(子供だからかな…


コロコロ表情が変わるな


精神が不安定なのかな…この空間同様)






それから、脱衣所を探索してた皆と


合流し、安全地帯まで戻ってきてから


今までの経緯を話した。









「…が以上事の顛末で…っくしゅん！」








風呂に浸かった、服が冷たい


思わずクシャミをしてしまった。






花「ほらよ」







そう言って、バサリと頭に何か被される








「………ありがとうございます」





花宮くんが上着を貸してくれた。




(花宮くんの匂いがする…


って私は変態かッ…////)









今「彼シャツやな」







ニコニコと楽しそうにからかってくる。







「うるさいですよ、今吉さん

ちなみに上着ですし……っ」




身体がガクリと崩れる



疲れが溜まっていたのか、


馬鹿みたいなやり取りに


精神的に緩んでしまったのか




私はそのまま意識を失ってしまった。





暗転

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