第119話 ページ42
Noside
ラビ「実はな、昔の資料を漁ってたら関係あるっぽい資料を見つけたんさ」
ラビは「あ、違うかもしれねぇぞ?」と付け足すが、全員少しでも情報が欲しかったため、それでも構わなかった
ラビ「昔、魔女らが集落を作って暮らしてたんだ。その魔女らは、伯爵と接点があったらしくてな、これ以上戦力が増える事に恐れた教団は、集落にエクソシストを送り、火を放った」
ラビは、淡々と語る。
ラビ「それで、安心した教団はその火から逃れた魔女の家族がいる事を知らなかった。
けど、その近くに住んでいた町の住人から、魔女の生き残りがいるという情報を得た。
教団は、またエクソシストを送りその家族の夫婦を殺 した。
情報には、子供がいるとあったが、エクソシストが家を調べても子供は発見されなかった。
エクソシストは、情報が間違っていたのだと思って子供の事は気に止めず帰ったんだとさ」
物語を語り終わったかのように、ラビは平然としている
だが、3人は平然としてはいられなかった。
アレン「そんなの、一方的じゃないですか!
ただ、接点があっただけで、殺 されるなんて、おかしいじゃないですか!」
リナリー「……ちょっと待って、もしその夫婦の子供が居た、その情報が間違いじゃなかったとしたら」
ラビ「そ、今問題になってる、魔女は、もしかしたらその夫婦の子供かもしれない」
沈黙。
誰も何も言えなくなった。
もし、本当に夫婦の子供が自分たちに攻撃してきているのだとしたら、自分たちは何も言えない
それぐらい、教団は酷いことをしているのだ
ラビ「ちなみに、今集落があった所は森になってるらしいさ」
ふと、アレンとリナリーは何処でこの話を聞いたことがあるような気がした
そして、自分たちはその場所も知っている気がした
けれど、深くは思いだせなくて、気のせいだと思った
鍵を握る少女は、アレン達の元へ向かっている
自分がなぜ、エクソシストを憎んでいるのかも忘れて
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恋雛(プロフ) - いかちゃんさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2016年10月12日 20時) (レス) id: fdf78b1696 (このIDを非表示/違反報告)
いかちゃん - 同じだ。頑張ってください! (2016年10月12日 19時) (レス) id: 5b7a28e31b (このIDを非表示/違反報告)
恋雛(プロフ) - いかちゃんさん» ありがとうございます!いえ、まだ中学生ですw (2016年10月11日 18時) (レス) id: fdf78b1696 (このIDを非表示/違反報告)
いかちゃん - 受験頑張ってください!高校生ですか? (2016年10月11日 18時) (レス) id: 5b7a28e31b (このIDを非表示/違反報告)
恋雛(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます!週一更新できるかどうかですが、頑張ります! (2015年11月16日 17時) (レス) id: df15c97253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋雛 | 作成日時:2015年9月25日 20時