太陽と向日葵〜互いの気持ち〜【一十木音也】

２８曲目♪ ページ5

【貴方Side】


ゆっくりと私は音くんに話し始めた。









――――――――――――

音くんと仲良くなって１年たった頃かな？
私の引き取り先が決まった。
凄く親切な人たちだったから、問題はなかったんだけど……









貴｢園長先生、音くんも一緒でしょ？｣









まだ幼かった私の考えが甘かった。









先｢ううん、行くのはAちゃんだけだよ。｣









それを知った私は結構泣いたんだよね。
でも音くんにはバレたくなくて必死に隠してたんだ。
大変だったんだよ！
一緒に遊んでてもいつか終わっちゃう、って思って泣きそうになるし……
そういうとき陰で１人泣いてた。


私が孤児院を去る日は決まっていた。
なるべく悲しくならないようにって園長先生が早朝に去るようにしてくれたんだ。


去る日当日。
孤児院を出る前に音くんの所に行ったんだ。
当然起きていなかったけど、最後に顔を見れて本当に嬉しかったんだ。
あの時音くん寝言で｢Aちゃん……｣って言ってて面白かったんだから!!


その後、みんなと連絡とらずに今日まで生きてきた。
そう、今日まで……









――――――――――――







貴｢今まで黙っててごめんね。だから今の私にはお父さんとお母さんがいるんだ。｣









はぁ、言ってしまった。
一体彼はなんて言うんだろう？









〜あの頃から今まで〜









文章力欲しい……

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