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「…何で??別にわたしに構う必要ないじゃん。」
「ハジメテだって言ったろー??
何かAチャンは構ってやりてぇの。
どっちが先に根負けするか楽しみだなぁ??」
Aは楽しそうに笑う蘭に何か言いたげな顔をしたが、口を閉じて少し思案した。
「…わたしは今の自分の生活が気に入ってる。
蘭くんの想像の上を行ってる生活だと思う。
それでも蘭くんがわたしの行動を制限しない
なら、少しだけ考えてみてもいいよ。」
「ん、それでいいわ。
俺のこと飽きさせねぇ面白い女だよ、お前。」
満足そうに笑った蘭はキラキラと眩しく光る海のすぐ近くに車を停めた。
Aは車を下りるとその顔に子どものような笑みを浮かべた。
「…きれーい!!」
蘭もAのとなりに立つとキラキラ眩しい海面を見た。
「海なんか何年ぶりってくらいに来たわ。」
「わたしもー。昼もいいもんだねぇ。
ねぇねぇ、足だけ入ってもいい??」
Aは履いていたヒールをコンクリートに脱いで蘭を見上げた。
「マジかよー。服濡れたら乗せねぇかんな。」
「気を付けるからー!!蘭くんも入ろうよ。」
Aが嬉しそうに笑って手を引くので蘭も靴と靴下を脱ぎ、スキニーをふくらはぎが出るまで捲ると砂浜に降り立った。
手を繋いだまま砂浜を歩き、波打ち際に向かった。
夕方が近付いて来たがまだ高い位置に光る太陽にAの真っ白な肌が反射した。
弾けるような笑顔も相まって蘭は眩しそうにその目を細めた。
「ちょっと冷たいけど気持ちいいねー。」
「あはっ、メッチャ好きじゃん??海。」
「来たら楽しいねー!!蘭くんに感謝だ。」
波打ち際で海水をパチャパチャと足で踏むAに思わず蘭も笑っていた。
しばらくそうして気が済んだのかコンクリートに並んで座りタバコに火を点けた。
するとAのスマホが着信を知らせた。
「ごめん、蘭くんちょっと電話出るね。」
「おー。」
蘭が頷くと電話に出た。
「はーい。」
『もしもし??A、今日は起きてたね。
この前頼んだばっかりで悪いけど
またお願いしたいんだぁ…』
「大丈夫だよー。今日は仕事何もないから
オープンから行けるよ。」
『ホント??助かる!!てか休みなのに
この時間起きてるとかどうしたのー??』
「竜胆くんのお兄さんに海連れて来てもらって。」
『…え、マジか。ホントに大丈夫??今日。』
「多分。」
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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
