10 用心棒のアドバイス ページ11
「バンバドロすごいねー!」
荒れた地面は歩いて行くには危険だから、とハプゥさんにライドポケモンのバンバドロの登録をしてもらった。
「ここの先がカプの村だよねー」
「あと少しだね!」
「軽く見られていいならせいぜい騒がしくしてな。」
話しているとモーテルの扉が開き、グラジオさんが中から出てくる。
「わー!出たー!」
ハウ君は幽霊でも出たかのような反応をする。それに構わずグラジオさんは私達に近づく。
「スカル団がコスモッグというポケモンを探している…オマエら何か知っているか?」
「えっ!?お、教えないよー!」
ハウ君それじゃ知ってるってバレちゃう……でも、グラジオさんは悪い人じゃ無さそうだし…大丈夫…?
「…コスモッグ自体は強くないポケモンだ。だがあいつはとんでもないポケモンを呼びかねない…」
何かあればアローラに災厄が訪れる。そうグラジオさんが言う。
「災厄って酷いことー?じゃあ、どうしたらいいのー?」
「コスモッグを知っているなら守ってやれ!まがりなりにもスカル団の用心棒をしているが、これだけはアドバイスしてやる。コスモッグを守れっ!」
グラジオさんは私達が向かうのとは反対方向に歩く。
「…それにしてもスカル団、どこでコスモッグの存在を知ったというのだ?」
「どういうことー?それにどこ行くのー!?」
ハウ君の問いかけに答えることなくグラジオさんは歩いていった。
「A、コスモッグを探しているって…リーリエどうなるのー?」
「…私達でほしぐもちゃん、リーリエちゃんも守ろうよ…!」
ハウ君は頷いて笑顔を見せる。そして、次の試練をこなしてパートナーと自分を鍛える、と張り切っている。
「グズマさんにあんなこと言われたけどさーおれー島巡りをこなしてポケモン勝負広めたいんだー…でもーパートナーと気持ちずれてるみたいだしなー…」
悩むハウ君に、何と声をかけたらいいのか分からない。私はフクスローと気持ちはずれてない…そう思いたい。
「うわっ!」
さっきまで静かだったオアシスの方が騒がしくなる。
「今度は何ー!?」
「…ポケモン…?」
「…こ、こっちにくるロト〜!!」
鞄から顔を覗かせていたロトムの言う通り、ポケモンがこっちに飛びかかってきた。
「ラ、ライボルト…!?」
「A危ない!!」
ハウ君に腕を引かれ何とか避けるも、避けた先でもう1体のライボルトが襲って来る。
よ、避けきれない…覚悟を決め、ぎゅっと目を瞑る。
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アオ - 新しい話ありがとうございます!何だろう、かなりシリアスな感じな筈なのにこのほのぼの感...。ハウ君とヨウ君は癒し系なのかな...?本当にこの2人のやり取りは大好きです! (2019年7月14日 16時) (レス) id: 8667d85b1f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - わぁあ!更新待ってました…!とても好きな小説なので今か今かと楽しみにしてました!mintoさんの生存確認ともに出来て良かったです!ぜひ体調にお気をつけてこれからも頑張ってください!! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 82351da6a8 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - ユリさん» 大変お待たせ致しました…!応援ありがとうございます! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 202178676a (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年6月12日 18時) (レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - もちろんこれからも応援させていただきます! (2019年4月20日 22時) (レス) id: c3f27a3751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2017年12月5日 23時