24 対面の時 ページ25
先程入ったお部屋、恐らくプルメリさんのお部屋。ベッドの上にぬいぐるみや、棚の中にメイク道具があるあたり女性なんだなぁって……失礼だよね、すみません。
「3つ目の合言葉はアマカジ…だよね?」
「そうロト、どくづき、エネココア、アマカジロト!」
覚えてて得になるかはわからないけど…あと、確かメモでなんでも「NO」と答えるのがスカしてる…って書いてあったけど…
「お客様」
「えっ?」
ベランダに出る扉の前に立っているしたっぱに声をかけられる。
「グズマ様にお会いするなら3つの合言葉をどうぞ。」
「え、は、はい…」
「では今日の合言葉、姉御の好きなもの1つ目!」
あれ、この合言葉ってもしかして…
「姉御の好きな技は!」
「ど、どくづき!」
「…今日の合言葉、姉御の好きなもの2つ目!好きなポケモンは!」
「アマカジ!」
「では今日の合言葉、姉御の好きなもの3つ目!好きな飲み物!」
「エネココア!」
これであってるよね…?
「どくづき、アマカジ、エネココア……本当にこれでいいのかい?」
確かこの時って…
「の、NO!」
って答えるのが正解だよね…?
「ひゃっはー!姉御の大好物を知り、最後にNO!を選ぶ!最高にスカしてやがるぜ!」
合ってた、良かった…
「やったロト!流石Aロト〜!」
「いやいや、ロトムが念の為いろんな部屋を見ておこうって言ってくれたおかげだよ…」
…それにしても可愛いものが好きなんだね、プルメリさんって。
「グズマ様にお会いするならこの先、屋根をお通りくだせぇ」
「屋根?」
言われた通り先に進むと、そこにはベランダから木の板でできた道が続いていた。
「A気をつけるロト!」
「…いや…こわ」
ズルッ
「…っ!!?」
…息が止まった。雨で足が滑り、そのまま尻もちをついた。
「言ったそばから大丈夫ロト?」
「…死ぬかと…思った…」
人って本当に怖いと声がでないって本当なんだね…怖かった……
ーーー
「ここまで来てよかったのか?ここまで来なきゃよかったのか?答えはお前の中にある。」
「お前…部屋に入るというのか…!…怖いもの知らずめ!」
扉の前のしたっぱに脅される。来たくて来たわけじゃないです。行かなきゃいけない状態にされたんです。あなた達に。
「…失礼しま…す…」
扉を開けると、大きな椅子の前に立つグズマさんの姿があった。
「…ブッ壊しても、ブッ壊しても、手を緩めなくて嫌われるグズマ様がここにいるぜ。」
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アオ - 新しい話ありがとうございます!何だろう、かなりシリアスな感じな筈なのにこのほのぼの感...。ハウ君とヨウ君は癒し系なのかな...?本当にこの2人のやり取りは大好きです! (2019年7月14日 16時) (レス) id: 8667d85b1f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - わぁあ!更新待ってました…!とても好きな小説なので今か今かと楽しみにしてました!mintoさんの生存確認ともに出来て良かったです!ぜひ体調にお気をつけてこれからも頑張ってください!! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 82351da6a8 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - ユリさん» 大変お待たせ致しました…!応援ありがとうございます! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 202178676a (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年6月12日 18時) (レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - もちろんこれからも応援させていただきます! (2019年4月20日 22時) (レス) id: c3f27a3751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2017年12月5日 23時