島キングとのご対面 ページ5
女の子を広場に届けると、博士が手をこちらに降っていた。
「おぉ!A!島キングは…いなかったようだが、助手に会ったんだね!」
…助手?この可愛い女の子が博士の助手というのか?中々やるじゃないか。
「では改めて紹介をしようか、こちら僕の助手!」
「えっ、あっ、はい…リーリエと申します…」
多少強引な気もするが女の子の名前がわかった。リーリエと言うらしい。
「リーリエが出会ったのが昨日アローラに引っ越してきたばかりのAだよ!」
「は、初めまして…Aです…」
さっきまで一緒に居たけど、緊張してしまう。流石私。人見知りなだけはある。
「博士のお知り合いなのですね…よろしくお願いします」
「よ、よろしくお願いします…」
言葉の最後の方で声が小さくなってしまう。
「はは!A、緊張することはないさ!大丈夫だよ、アローラの人はみんな優しいから!」
本当にそうなのかは信じ難い…が、信じてあげることにしよう。
「なにか、ありましたかな?」
「うひいぃ!?」
突然聞こえた声に思わずリーリエちゃんの後ろに隠れてしまった。
「ちょっと…ハラさん、どこに行ってたんですか?」
「島キングですからな、島の問題が起これば解決に行きますな」
どうやらこの人が島キングらしい…いかにも島キングって感じだった。
というか、無礼にも程がある事をしたな。
「で、リーリエ、何かありましたかな?なにやらカプ・コケコの飛ぶ姿を見かけましたが」
カプ・コケコ…もしかしてあの時の?島の守り神の?私会っちゃった?
「あの…吊り橋の上でオニスズメさんに襲われていたこのコをこちらの方に守ってもらいました…でも…吊り橋が崩れて…落ちそうになった所を、島の守り神さんに助けていただいたのです。」
まさか守り神に助けて貰ったとは…自慢出来るな。
「守り神に会ったのか!すごいじゃないか!」
「ほほう、守り神であるも気まぐれなカプ・コケコの心を動かすとは…勇気と優しさを持つ彼女にポケモンを託すから、トレーナーになってもらいたいぞ!」
関心されて嬉しいような恥ずかしいような…よく分からない感情になった。
「初めまして、メレメレの島キング、ハラと申します。ようこそアローラへ!君の事はククイから聞いてました、お会いできて嬉しいですな!」
「あ、初めまして……あの……先程はすいませんでした……」
気にするでない、と笑うハラさんを見て、アローラの人は優しいという博士の言葉はあながち間違ってないようだ。
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桜にゃん♪ - カルム!?セレナ!?え?は?Σ(゚Д゚) (2020年6月2日 2時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しい限りです〜! (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ!早く続き読みたいよぉ!応援しています!なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが!?w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜! この小説、面白いですね!! 更新、頑張って下さい! (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2016年12月9日 4時