27 夜の惨劇。後編← ページ32
え?え?なんで?
「火神君!?大丈夫なの?」
揺すっても火神君が目を覚ます気配がない。
「黒子、いけ」
「えっ…イヤです」
「先輩命令だ。もう一度だけ言うぞ。いけ」
日向さん、恐いです。
「っ、」
パク
「…」
黒子君は急に生気を失った。
なんで?
なんでこの無害そうなゼリーがみんなに多大なるダメージを与えているんだ?
「やっぱり、ダメ?」
リコさんがちょっと悲しそうにポツリと呟いた。
途端に私たちは罪悪感に見舞われる。
「…いや、うまい。大丈夫だ」
バクッ
日向さん、あなたはやっぱり、みんなのキャプテンです。
「Aあとは頼んだ」
小声でそう呟くと日向さんは
「これ2回目」
いきなり、机に突っ伏した。
最後に残ったのは私一人。
私も食べなきゃいけない。
私も食べなきゃいけない。
そう自己暗示をかけて私はスプーンをゼリーの中に入れてゼリーをすくい取る。
スプーンの上では半透明のゼリーが揺れていた。
「い、いただきます」
意を決してスプーンを口に入れる。
パク
あれ?思ってたよりは普通だけど………
ドタッ
その瞬間、私は力の入れ方を忘れてしまったかのように椅子から落ちた。
あれ?立てないんですが…
ヤバい、視界が霞む。
そこで私の意識は闇へと落ちていった。
私、笹ヶ峰Aはここに誓います。もう二度とリコさんに料理はさせない。
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ショコラティア(プロフ) - くろさん» 叫んだんかww これから、更新すっぜ! (2014年3月11日 20時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
くろ - ショコラティアさん» わかるわかる!きもちちよくぐっすり寝てんねん!!って部屋の中で叫んだらうるっさいわボケっておかんに怒られテモうたわww (2014年3月10日 15時) (レス) id: fdf2fd9c5f (このIDを非表示/違反報告)
ショコラティア(プロフ) - くろさん» ねww しかも、朝の4時にも走ってるし。何回起こされたことか、 (2014年3月9日 21時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
くろ - ショコラティアさん» 確かに頭いかれてんじゃないの?って言いたくなったわww (2014年3月9日 18時) (レス) id: fdf2fd9c5f (このIDを非表示/違反報告)
ショコラティア(プロフ) - くろさん» あー、除雪車はかなりうるさい。夜中の2時に走るとかどうかしてるw そっちは鐘なのかw (2014年3月9日 13時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア | 作成日時:2014年1月9日 11時