17：夕闇の中の襲撃者 ページ19
夕闇に紛れ、ある廃れた廃墟の屋上に人影が５つ
一人は背に傘を背負った男
もう一人はこの場に似合わない程幼い赤ん坊
他は地面に膝をつき命令を待っているようだった
全員、黒を基調とした服装に身を包み姿を隠していた
「この街にハーフボンゴレリングが…」
「スクアーロの情報が間違ってなければね」
先にうちの王族コンビが
守護者らしき奴にコンタクトを取ったようだけど
顔までフードで覆い隠した赤ん坊は生意気に呟く
その意見に、傘を背負った男は気を削がれた素振をしない
むしろ敵を殺す意思を高めたようだ
「マーモン、念写を頼めるか」
「非常事態だからね。ツケにしといてあげるよ、レヴィ・ア・タン」
マーモンとレヴィ・ア・タン
二人はボンゴレ独立暗殺部隊ヴァリアーの列記とした幹部であった
跪いているのはレヴィが率いる雷撃隊の一部
本部にはまだ多くの隊員がいるのだが、
彼はまだ足りないと常にスクアーロへ叫んでいる
受け入れられたことは未だないが……
「レヴィ、君のリングは確か」
「雷だ」
「ならもう片方の雷のリングを探せばいいわけだ」
そういいマーモンはフードの中からトイレットペーパーを取り出し
勢いよく息を吸って、それで鼻をかんだ
紙には綺麗に並盛町の地図が浮かび上がり
ある一点が青く光り輝いている
これが術師マーモンが得意とする『念写』である
「いつ見ても汚いな……」
「む、近いよ。南に205ｍ西に801ｍの地点だ」
紙を丸め仕舞いながらマーモンは言う
レヴィが背後に佇む部下に指令を下す
望むは我らがボス、ザンザスの為に
それが雷撃隊の使命であり、彼の目的でもある
「これよりレヴィ雷撃隊、雷のリングの奪還に向かう
リングの所持者、及び邪魔する者は――――『消せ』」
そして彼らは静かに飛び降り闇へと消えた
高層階から高層階へ落ちる事なく渡る彼らは
流石ヴァリアー幹部の実力か
残されたマーモンは淡々と先を行く彼らを見て、一人ごちる
「相変わらず行動の素早さと残.酷さはヴァリアー１だね、レヴィ」
強いビル風が彼を襲った時には
全てが跡形もなく消え去り
鮮やかな霧だけが屋上を漂っているだけだった
18：猫への頼み事→←16：生意気な貴方にメガトンハンマー★ @シンタロー
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謝りにゃんこ＠(プロフ) - 無乱咲 悪理さん» 大変長らくお待たせしてしまいました！なんとかリアルの課題が片付いたので更新復活したいと思います(｀・ω・´)今後ともどうぞよろしくです！ (2015年8月21日 23時) (
レス) id: d8f37e6a92 (このIDを非表示/違反報告)
無乱咲 悪理(プロフ) - 続き待ってました！更新頑張ってください！！ (2015年8月21日 23時) (レス) id: c8d8caef1e (このIDを非表示/違反報告)
謝りにゃんこ＠(プロフ) - 皇さん» コメありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです(*´ω｀*)亀更新ですが、これからも更新していくのでどうぞ宜しくです！ (2015年6月14日 18時) (レス) id: d8f37e6a92 (このIDを非表示/違反報告)
皇(プロフ) - 掛け合いがとっても面白いです！！更新楽しみにしてます！ (2015年6月13日 18時) (レス) id: e88573a696 (このIDを非表示/違反報告)
謝りにゃんこ＠(プロフ) - 気まぐれ猫さん» ありがとうございます(*´ω｀*)のんびり更新ですが、これからもお付き合い下さい！ (2015年5月22日 21時) (レス) id: d8f37e6a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：謝りにゃんこ@ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ami17/
作成日時：2014年10月20日 21時
