天然美少女は恋を知る【瀬名泉】

６６、泉が恋に落ちるとき ページ21

泉side





転校生が来たって聞いたときは別になんとも思わなかったし、関係ないだろうって思った。これはプロデューサーとしてはじめてあったときの話だ。









貴「相川Aです！！よろしくおねがいします」







他のやつはかわいいとかって騒いでたけどゆうくんのが綺麗じゃん。あんまりかかわらないようにしよ。







どうせアイドルに興味あるだけの黄色い声あげてるファンなんでしょ。愛想笑いはつかれるんだよねぇ。








イスに座って考え事をしていたら転校生は話しかけてきた。








貴「すみません。ちょっと質問してもいいですか？」







何なのコイツ。初対面でしょ？








泉「何」








貴「瀬名泉さんですよね。すきなものとか教えてもらっていいですか？」






なんでそんなこと言わないといけないわけぇ？








泉「そんなのネットにのってるから自分で見て」






きつく言った。別にコイツから嫌われてもいいし。大抵の女はこれで泣くんだけど、泣かないでよ？面倒だから。








もうあきらめたかと思って見上げると・・・。









貴「じゃあ、ネットにのってないようなこと教えてください」







は？俺は目を見開いた。







泉「何であんたにそんなこと言わないといけないわけ？」







貴「一応私プロデューサーですから」








神経図太いやつってことは分かった。でもこのときはそれだけだった。







王様を探しに行くとか、一生懸命やってるとこを見て・・・バカだと思った。何頑張ってんのって。でもいつの間にか目で追っていた。







他のやつと話してるとこ見ると、無性にイライラして、俺だけ見ればいいのになんて思う。






で、Aはかわいいんだ。それが言えたらどんなに楽か・・・。






まとめると、俺は初めて会ったときに悪くないって…可愛いって思ってたってこと。笑いたいなら笑えばいいよ///

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