天然美少女は恋を知る【瀬名泉】

６４、差し入れ（凛月sideあり！） ページ18

はあ、疲れる・・・。何してるかって？






それはね、差し入れを運んでいるんだよ！！







あんなにみんな頑張ってるのに何も差し入れがなかったら可哀そうでしょ？そのために！！私はみんなの分の飲み物を運んでいる。








みんながレッスンに熱中してる隙にこっそり抜け出したのだ☆まあ、私がいてもいなくてもわかんないだろうしね！








凛月side






レオ「うわあ〜！！！！！！！」






急に王様が騒ぎ出す。






泉「何、うるさいなぁ」






ホントだよ。俺がせっかく真面目にやってるのに。







嵐「どうかしたの？」








王様は驚いた顔をして言った。







レオ「Aがいない！！！」








その瞬間みんなさっきAがいたところをばっと見た。たしかにいなかった。







つい熱中しすぎて気づかなかった。どこに行ったんだろうか。







真「僕トイレ行ってくる」







泉「そう言ってAを探しに行くんでしょ？俺も行くからぁ」







凛「そんなの言うとみんな行きたいって」








だってみんなAが好きなんだからさ。取り合いなんだから。







真緒「ただのトイレとか電話とかだと思うけどなぁ？」








そんな時だった。ドアが開いたのは。









入ってきたのは張本人・・・Aだ。大きな段ボールを抱えて笑顔で入ってくる。









司「お姉さま！？」








貴「どうしたんですか、みなさん？驚いてません？」








段ボールが重いのか床におろしている。







スバル「何してたの？」







貴「え、差し入れだよ！！みなさんお疲れだと思って・・・」







驚いた。Aが気が利くのは分かってたけどさ。

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