149話 ダブル ページ50
え、なに。今から両側から責められるってこと?
なにそれ。
最高…♡
一方は王馬くん、もう一方は最原くん。
男の子ってみんな、胸が好きなのね。
わたしも触られると気持ちいいから好き。
2人限定だけどね。
今までスパイの仕事でしか使えなかった女の武器。
これがなければ素質もないと言われる時代もあったけど、小さいのが好きな人もいるよね。
でも、初めてわたしの女としての武器が、直接わたし自身の役に立つなんて、本当に嬉しい!
「あれ、でも……」
「ん?」
「2人は、わたしの身体が、すきなのかな…?」
「ち、ちがうよ、東雲さん」
動きを止め、即否定してくる最原くん。
「いや、オレは東雲ちゃんの身体すきだよ」
わたしの耳に息を吹きかけつつ言う王馬くん。
「…そう言ったら僕もすきだよ」
「オレは東雲ちゃんを気に入ってる。
だから、オレがキミを自分のモノに、オレだけのモノにしたいと思うのは、当然じゃない?」
王馬くんは続けた。
「東雲ちゃん自身の身体も含めてね」
笑う彼。嘘が入ってるとは思えないけど…。
嘘だとしても、わたしはあなたに騙されたい。
「僕は、単純に、キミが好きだ。キミが嫌だと言えばすぐにやめる。けど、」
けど。
「キミだって気持ちよくなりたいでしょ?」
う…。その通り。
わたしは2人なしではもう生きられない…
ってほどじゃないかもしれないけど、
身体がうずいてしまうんだ。
「2人がわたしをこんな身体にしたんだからね…」
「なにそのセリフ。オレ興奮しちゃうよ?」
「僕たち、いつのまにか東雲さんの身体を無意識に開発しちゃってたのかな…」
「なにそのセリフ。オレちょっと引いたよ?」
「扱い違いすぎだよ…」
結局、わたしは2人が好きで仕方ないんだ。
「ね、続きしよ?」
「ほら、キミが止めといてすぐそうだ」
最原くんにちょっと怒られる。
「そんなに我慢できないんだね?」
「オレ、そんな東雲ちゃんを見てると、
放置プレイに興味わきそう」
「やだよ、放置なんて…」
「とろとろになってまで僕の帰りを待つAか…
王馬くん、悪くないんじゃないかな」
彼は言いながらいやらしくわたしの身体を撫でた。
ぴくん、と跳ねる。
「反応よすぎ。」
だめだ、わたし、いじめられて喜んでるもん。
まだ続く夜を想い、わたしは次は何をされるかと期待した。
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めっし(プロフ) - 下に同じくです (2022年7月26日 17時) (レス) @page6 id: 7d569bbc99 (このIDを非表示/違反報告)
夢海 - 2022になっても見てますw (2022年7月4日 21時) (レス) @page50 id: 9fa1b4957f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー@作者 - おことさん» ありがとうございます! かなり遅くなりました。王馬派さんもいてよかったです! これからもよろしくお願いします。 (2018年12月29日 1時) (レス) id: 41d434a4ee (このIDを非表示/違反報告)
おこと(プロフ) - まだ見てます!応援してます!ちなみに私は王馬派ですw (2018年12月1日 17時) (レス) id: 3db9c5d0dd (このIDを非表示/違反報告)
みゅー@作者 - 続編製作決定! そろそろ完結させなくちゃ……。まだ見てくれてる人いるのかな笑 (2018年12月1日 0時) (レス) id: 316ac960fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅー | 作成日時:2017年12月4日 14時