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灰崎視点

Aが見学スペースへ行ってから少し経って、ゾロゾロと他の部員がやってきた

全員で着替えをする

…つーか、Aの奴大丈夫なんだろうか

あの状態なら大丈夫そうだけど…

まあ、今日一緒に帰るし良いか

そんな事を考えながらばさりとYシャツの下に着ていたTシャツを脱いだ


黄「あれ?ショーゴくん、昨日は彼女とお楽しみだったんスか?」

灰「あ?」

黄「背中!引っ掻き傷あるッスよ」

紫「でも別れたんでしょ〜?」

黄「え、そうなの⁈」

灰「何で知ってんだよ」

紫「さっき話してるの聞いた〜」

灰「あっそ…」

黄「えー、でも昨日して今日別れたんスか?」

灰「違ぇよ、まずこれ彼女に付けられた傷じゃねぇし」

黄「じゃあ何処かにぶつけたり擦ったりしたんスか?背中を?」

灰「それも違ぇ」

黄「ええ〜、じゃあ何スか?気になるッスよ!ね?青峰っち!」

青「俺は別に」

黄「えー、でも俺は気になるッス」

灰「うるっせぇな、これはAがやったんだよ」

黄「………え」

灰「あ?」

黄「や、やっぱり2人ってそういう関係なんスか⁈」

灰「はァ?」

黄「でも2人には恋人いたッスよね…。た、爛れてるッス……」

灰「……別にアイツとやったわけじゃねぇから」

黄「あれっ、違うんスか?」

灰「アイツが幻肢痛で痛がってしがみついてきてこうなったんだよ」

黄「げんしつう?」

灰「無い足があるように見えて痛くなんの。アイツたまになるんだよ」

黄「……ん?それって、ショーゴくんにも見えるんスか?」

灰「いや、アイツだけ。俺には何も見えない」

黄「でも痛がってるんスよね?」

灰「背中に傷を付けるくらいだからな。本人も有り得ないくらい痛いっつってたし」

黄「不思議ッスわ…」

灰「こればっかりはアイツの感覚だし何とも言えねぇわ」

黄「ふーん…」


着替え終わったし行くか、と思っていたら部室の扉がノックされた

誰だと思って開けるとAが立っていた


貴「揃ってないの2人だけだって虹村さん怒ってるよ」

灰「はっ?」


部室を見てみればあんなにいた部員がいつの間にか俺たち2人だけになっている

……あー、やべぇ


灰「すぐ行くわ。つーか何でお前なの」

貴「私の方が良いだろうって、虹村さんと赤司が」

灰「あー、なるほど。じゃあ行くか」

黄「俺も終わったッス!」

灰「オメーは呼んでねぇ」

黄「ショーゴくんこそ邪魔ッスよ」

貴「2人とも走った方良いと思う」

灰「…確かに」

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碧夜叉 - マリイさん» ミリイさんのご兄弟なんですね!コメントありがとうございます!ミリイさんもマリイさんも灰崎くんが大好きなんですね!! (2018年5月29日 6時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉さん» (ミリイの兄弟です)僕もショーゴ君大好きです ミリイには負けるけど ミリイはショーゴ君と結婚したいって言ってるし (僕って言ってるけど女です) (2018年5月28日 19時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - 碧夜叉さん» おーなるほど!よかった〜 (2018年5月28日 10時) (レス) id: c0891a44d7 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 瑠羽さん» 大丈夫ですよ!!死にません!「高校は同じ所に入れるか分からないからせめて中学卒業までよろしく」という意味で書いたのですが、伝わりにくかったならごめんなさい…! (2018年5月26日 1時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - 中学までって・・・主人公ちゃん死んじゃうの!?泣 (2018年5月25日 14時) (レス) id: c0891a44d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年5月7日 0時

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