【黒バス】花屋敷 Part3

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…………


『……うん、それで？色々決まった？』

『ええ、ほとんどね』


その夜、私は修造くんと電話をしていた

今、赤司さんと話したことを伝えたところ


『赤司さんって本当によく出来た方ね。迅速に対応して頂いて…それなのに丁寧だし、信頼できるわ』

『赤司は昔からそういう奴なんだよな。でも良かった、色々決まったならもう安心だ』

『ええ。とても素敵な方で…綺麗なお顔立ちだし…』

『…………Aさん、赤司に心移りしたとかねぇよな？』

『えっ？な、ないわよ…』

『赤司にAさん取られたらさすがに取り返せる自信ねぇよ』

『だから、大丈夫よ。私は修造くんだけなんだから』

『……俺、Aさんのそういうとこ好き』

『私は修造くんの全てが好きよ』

『お、俺だって全部好きだけど！』

『ふふ、意地悪言ってごめんなさい。とにかく、私は心移りなんてしないわ』

『ん…分かってるけどさ…』

『お家のことも決まりそうだし、ゆっくり他のことも決めていきましょうね』

『…うん。あ、2人で住むところ、良さそうなのいくつか見つけたから今度内見に行こう』

『あら、本当？分かったわ、日にちが決まったら教えてちょうだい』

『おう』

『また明日もお仕事頑張ってね』

『…ありがと。Aさんの声が聞けたから頑張れる』

『あらあら…ふふ、それじゃあまたね』

『ん、おやすみ』

『おやすみなさい』


プツ、と電話が切れる

………修造くんと一緒に暮らせるお家…

素敵だわ…

あ、お花は…どうしましょう

全部は無理よね

お家と一緒にお譲りしようかしら

迷惑かしらねぇ…

全部庭に植え替えておこうかしら

そしたら土地と同じだものね

買ってくれた方の好きにしていいから、とりあえず植え替えましょう

明日からやらないときっと間に合わないわね

よし…明日から頑張りましょう

………でも…本当に私は働かなくていいのかしら

修造くんはそう言ってくれたけど……

確かに経験はないけど、これから経験を積んでもいいような気が…

…でも体調を崩してしまったらダメよね

それも頻繁にじゃ迷惑をかけてしまうもの

修造くんの言うとおりにしていた方が賢明かしらね

……そういうことにしておきましょう

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