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あれから授業を終えて、放課後の時間がやってきた。
うぅ…忍者同好会に行きたい…忍くんとシュタタタッてやりたい…。
ひ「Aっ〜!!!
元気ないじゃんっ!俺があまぁいケーキ奢ってあげるよ!」
「うげっ……おもっ……」
後ろの席のひなたにのしかかられて机に沈んでいく。
距離感というものをこの子は知らないらしい。
「だめ…今日は…某騎士ユニットのレッスンに行くの…」
ひ「あ、そうなの。おつかれさん」
「死ぬ程行きたくない…
だって、こわい人いるもん…。
私のひとりを狙って捕まえようとする人いるもん。
だけどあんず先輩の頼まれごと…
あんず先輩は衣装作りに忙しいし、私が果たさなくては…」
ひ「ふーん、」
こいつ、興味無さそうに聞きやがって……。
司「Aさん、」
「ほ?」
司「お迎えに参りました」
私の目の前に現れた司くんは執事、いや王子のように胸元に手を添えてお辞儀をした。
ひ「おぉ、騎士のお迎えだねっ
いった!!!!!!!!!」
「あ、ありがとう、司くんっ。
じぁあね、ひなた。ゆうたくんによろしく」
退く気がなかったであろうひなたから抜ける為に物凄い力を出して体を起こした。
そのせいでひなたの顎と私の頭が強打したがAちゃん、石頭なので無傷です。((ヒリヒリ))
司「本日のlessonよろしくお願いします。
Aさんが来ること、司は心待ちにしておりました」
「ありがとう〜、正直3年生と眠り王子の扱いが大変だから避けたいんだけど司くんと鳴上先輩がいるから頑張れるよ…」
司「sorry…それは失礼致しました。
司が必ずAさんのことをお守り致します」
紳士的対応の司くん。
ほんっとにときめくからやめて。
顔が熱いからやめて。
「凛月先輩、頼むから起きてください…
土下座しますから、お願いします」
凛「……うっさいなぁ…
Aの膝借りるね……」
「寝る気満々やないですか…あと10分で始めますよ」
よじよじと私の膝に登り、眠りに入った凛月先輩の身体を揺らしながらインスピレーションが湧き上がって脱走しそうなレオ先輩を捕まえた。
我ながらすごい腕力。
レ「わっ!Aは力がすごいな!!!」
「ほっんと大人しくしててください。
ほんとに、インスピレーションは大人しく発動させてください」
嵐「んもぉ〜、Aちゃんを困らせたらダメよっ」
鳴上先輩が紙に作詞を始めたレオ先輩を引きずる。
さすがです。
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優人(プロフ) - ほんとにみすどさん??みすどさま??様か、(???)みすどさまの小説どれを見ても面白すぎて泣いてます更新頑張ってください (2020年4月25日 10時) (レス) id: 0718ecff1c (このIDを非表示/違反報告)
しののの - いやほんとに草です。草しか生えません。好き← (2020年1月26日 0時) (レス) id: 6a599a3a76 (このIDを非表示/違反報告)
腐りかけ - 毎話に笑いの神が降臨してる…毎回吹き出してます。これからも拝見させて頂きます。更新頑張ってください。 (2019年11月26日 16時) (レス) id: b69fe70fd6 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - とっても面白い作品ですね!!!! 更新待ってます (2019年10月8日 20時) (レス) id: 08942b1695 (このIDを非表示/違反報告)
shoto(プロフ) - 貴殿は神ですか……。 大家族もヤンデレも好きです。最高です。控えめに言って。頑張ってください。 (2019年9月3日 20時) (レス) id: ef163209c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みすど | 作成日時:2019年8月25日 17時