#31 ページ35
薫兄も余裕がないんだな。
いつもより怠そうで調子が良くないってオレでもわかる。
レ「オレも、手伝う」
薫「え？大丈夫だよ？夜も遅いし早く寝た方がいいって」
レ「自分だって調子悪いくせに」
そう言うと薫兄は一瞬驚いた顔をして困ったように笑った。
薫「レオにも言われちゃうってことは相当やばい感じかな？」
レ「ど、どういうこと！？」
薫「ははっ。じゃあ、レオお兄ちゃんには働いてもらおうかな」
薫兄は俺に苦しそうに寝てるAを抱かせた。
薫「他のちびっ子見たいからAのことよろしく。今のAを1人にしたら大変なことになるから」
レ「分かった！
でも薫兄も無理すんなよ？」
薫「大丈夫大丈夫」
薫兄が足早に小学生組の部屋に向かった。
他の兄ちゃんも、大丈夫かなー……。
なんて思うけど、今はAの看病を優先しよう。
翠サイド
なかなか寝付けない。
いつもならすぐ寝れるはずなのに、今日は羊を数えても安眠効果抜群の音楽を聞いても眠ることが出来なかった。
英智兄、大丈夫なのかな……。
そればかりが脳裏を過ぎる。
翠「ん〜……」
あったかい飲み物飲んで寝ようか。
そう思って俺は部屋の扉を開けた。
翠「わっ」
鉄「ひやぁぁぁぁぁぁ！！！！！ごめんなさいっス〜！宿題ちゃんとするからぁぁぁ！！！」
翠「ちょ、うるさいよ……！」
扉を開けたら目の前には鉄虎がいた。
大声で叫ぶもんだから急いで鉄虎の口に手をあてた。
てかこんな時間になにやってんの……。
と、思ったが触れてる鉄虎の体温が尋常じゃなく熱い。
翠「え、熱あるの？」
鉄「うみゅ〜……分かんないっス……ただ気持ち悪くて頭がぐるぐるってなってて」
翠「熱出してるよね！？ちょ、吐きそうなの？」
鉄虎が熱なんて珍しい。
と思いながら部屋にあった体温計で熱を計らせていると
奏「みどり〜、だいじょうぶですかぁ？……あ、てとらもいるんですね。どうしましたか？」
奏汰兄がドアからひょっこりはんをして尋ねた。
翠「鉄虎、熱あるっぽくて」
奏「それはたいへんですねぇ……だいじょうぶですか？てとら」
鉄「う〜！熱やだっス！」
と元気に言っている鉄虎の体温は38．5。
かなりの高熱だ。
奏「やっぱり、みんなえいちにいさんがしんぱいなんですね…」
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アルパカ - すごく面白かったです！更新頑張って下さい！続き楽しみにしてます！ (2020年5月14日 11時) (
レス) id: 00fe17351a (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん - いつも、楽しみにしています！できたら、北斗くんと真くん登場させてください。お願いします (2019年8月28日 13時) (レス) id: 37501b478c (このIDを非表示/違反報告)
ぶーりん - 姫みんカワユス！ (2019年8月19日 14時) (レス) id: 1f71202e8a (このIDを非表示/違反報告)
咲那(プロフ) - 更新楽しみに待ってました〜ゆっくりでいいので続き待ってます♪頑張ってください〜！私じゃ1日で5000hitなんていかないので尊敬しますー！ (2019年8月15日 3時) (レス) id: ea388f89fe (このIDを非表示/違反報告)
華乃(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2019年8月14日 22時) (レス) id: 9489fc516c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすど | 作成日時：2017年11月13日 0時
