起きたら翼が生えてた【MHA】 (ページ44)

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番外編【耳郎】ページ44

耳郎side

『いやーほんと助かったよ、ありがとう』

「いいよ、見たとこアンタあーいうの断れないタイプでしょ」

『あ、やっぱわかる？』

朝、学校に着くとマスコミが張りついていた。

質問してくる記者が何人もいて鬱陶しいな...と思いつつやっとの事で校内へ入ろうとすると、ある1人の女子が目に入った。

「羽平じゃん」

どう見ても困っていたので腕を引っ張り一緒に校内に入ったのだ。

『耳郎ちゃんってやっぱりかっこいいね！』

「やっぱり？」

『えっ...と、見た瞬間かっこいいな～って思ってたからさ、予想通りだったよ』

何故か焦り気味なのは置いといて、そう言ってくれるのは普通に嬉しかった。

ちらっと羽平を見ると、白い翼に.....

「ほ、細い...」

『え？』

「羽平、足とかほっそいね...」

『あー...なんか元々少食でさ』

「なるほどな～」

実力があるから大丈夫だとは思うけど少し心配になる。

こんな細くて白い翼が生えてて.....ウチから見れば天使みたいな見た目で。

男子に人気ありそうだよな...。

もう既に峰田とか上鳴とかは目つけてるし、見た目によらず尾白も羽平をよく見てる。

『耳郎ちゃんどうしたん？もうすぐ教室つくよ』

...時々方言が出ると言うおまけ付き────

麗日同様これはモテる(確信)

「羽平...アンタはウチが守るわ」

『えっ、ありがとう！イケメン！！』