6話 ページ9
『チッ……今日もアイツはうざかったな』
ガシガシと頭を掻きながらそう呟く。
今の時刻は夜7時。コンビニで夕飯の買い出しついでに立ち読みをしてるとこんな時間になっていた。
立ち読みできるコンビニなんてさいこー。とりあえず店員からの目線が痛かったが、私を誰だか理解していたらしく、つっかかることはなかった。
『…はぁ。』
って、何でアイツのことばっか考えてんだ私は。
数少ない友達で、六つ子の幼馴染みらしいトト子に「それは恋よ!!」と昼言われた。
“恋”じゃなくて“変”じゃねぇの?……まぁ、そんなことはもう、自分で分かってるんだけれど。
心の中にある感情を気付かないように、溢れないように、蓋をして私は歩いた。
「赤城…………!!!」
急に後ろから憎しみが込められた声色で私の名前を呼ばれる。
『!!』
咄嗟に後ろを振り向き、目の前で何かが降り下ろされたところで、鋭い痛みと共に私の意識は途絶えた。
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サトー - ありがとうございます!そう言ってもらえるとやる気でちゃいます (2016年4月4日 17時) (レス) id: 387da6fe0f (このIDを非表示/違反報告)
イエロー松(プロフ) - 結婚後すごいみたいです!!この話もとてもおもしろかったです!! (2016年4月4日 16時) (レス) id: a66f957a85 (このIDを非表示/違反報告)
サトー - ルカさん» こここ、こちらこそありがとうございますぅ!!続編…考えておきます。結婚後ですね! (2016年4月2日 21時) (レス) id: 387da6fe0f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - んん!いい!めっちゃいい!あぁぁぁりがとうございまぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!よかったらなんですけど、よかったらですよ?続編書いてくれたら、結婚後の生活を...............お願いします...............(´・ω・`) (2016年4月1日 23時) (レス) id: ca86d2ebdb (このIDを非表示/違反報告)
サトー - ありがとうございます!面白いなんて…(感動) (2016年2月21日 13時) (レス) id: 387da6fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サトー | 作成日時:2016年2月15日 21時