1話 ページ3
『ふぁ………』
私の一日は、窓からさしこむ眩しい日光で目が覚めることから始まる。
網膜刺激しすぎだわクソ眠ィ……
鏡に映るのはしかめっ面な私。きゅっとそれを睨みつけて私は顔を洗い、歯を磨いた。
紺色のセーラーに着替えて赤いスカーフを結ぶ。
赤を見ると最近むしゃくしゃするから引き千切りたいが、それは我慢しておく。一人暮らしの身には痛い出費になるからな。
着替えたら、大して旨くもない飯をもそもそと食べてからいってきますの言葉もないまま家を出る。
学校に行っても授業なんて出なくても解けるくらい私の脳ミソは優秀らしい。だからサボって、売られた喧嘩を買って、はい終わり。
これが、私の日常だった。あん?なぜ過去形かって?
「おっ、Aじゃん」
『はぁ………何』
「ちょっため息ついただろ!?お兄ちゃん悲し〜」
『私はアンタの兄じゃないから』
よりによってコイツが私の日常をぶっ壊したからだ。
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サトー - ありがとうございます!そう言ってもらえるとやる気でちゃいます (2016年4月4日 17時) (レス) id: 387da6fe0f (このIDを非表示/違反報告)
イエロー松(プロフ) - 結婚後すごいみたいです!!この話もとてもおもしろかったです!! (2016年4月4日 16時) (レス) id: a66f957a85 (このIDを非表示/違反報告)
サトー - ルカさん» こここ、こちらこそありがとうございますぅ!!続編…考えておきます。結婚後ですね! (2016年4月2日 21時) (レス) id: 387da6fe0f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - んん!いい!めっちゃいい!あぁぁぁりがとうございまぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!よかったらなんですけど、よかったらですよ?続編書いてくれたら、結婚後の生活を...............お願いします...............(´・ω・`) (2016年4月1日 23時) (レス) id: ca86d2ebdb (このIDを非表示/違反報告)
サトー - ありがとうございます!面白いなんて…(感動) (2016年2月21日 13時) (レス) id: 387da6fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サトー | 作成日時:2016年2月15日 21時